タイヤに空気をいれましょう!(お買物自転車編)


削られたチューブのかす
自転車屋で新車を買う際にお店の人に「空気はこまめに入れてくださいね」と言われる理由の一つがこれです。タイヤに空気を入れていないとタイヤの中でチューブが動いてしまい、タイヤとの摩擦によりチューブが削れ、薄くなりパンクしやすくなります。パンク防止のためにも空気はこまめに(できれば1週間に1回)入れましょう。空気をこまめに入れることによりリム打ちパンク(空気圧が低い時に起きやすいパンクの一つ)の防止や走りも軽くなりますのでいいことだらけですよ!

傷んだチューブ

リム破断(お買物自転車編)


今回の場合は「ブレーキシューによるリムへの摩耗」で起きる「リムの破断」とは違います。おそらく、何か強い衝撃を受けた事がきっかけ「ひび」が入り、そのまま、気付かずに乗り続けてしまった事からこのような状態になってしまったのでしょう。
もし、このまま、乗り続けてしまうと最悪は走行中にリムが完全割れ、タイヤも裂けて大きな事故につながる可能性もありました。
やはり、何か強い衝撃を受けた場合などは一度、目視で確認していただいた方がいいと思います。
目視の仕方としてはタイヤがあるため上の写真の構図では見れないので、タイヤの空気を抜いた後(ひび等が見やすくなります)リムを下の写真のように横や裏側から見るといいでしょう。

ディレーラーハンガー


「ディレーラーハンガー」はスポーツ自転車のフレームパーツの一つで、後の変速機の取り付け部分になっている箇所です。
機能としては、後ろの変速機等に衝撃があった際に、このパーツが簡単に曲がる事によって後の変速機やフレームの破損を防ぐ効果があります。
上の写真は衝撃を受け、「ディレーラーハンガー」が曲がってしまった写真です。
このような状態になったとしても、本来はフレーム破損と言う取り返しのつかない状況だったものが、「ディレーラーハンガー」の交換やリアディレーラーの交換で済むのです。
※とは言え、損傷のひどい場合はフレーム破損という事も当然あります
ちなみ、このパーツは転倒した拍子に曲がる事もよくあります。後の変速機の調子が悪い際は(特に後のギアの3.4.5.6段あたりの変速がスムーズでない場合)自転車を後ろから見て曲がっていないかどうかを確認し、もし曲がっていた場合の解決策としては
ハンガーの交換(パーツ代は大体¥3000円くらいです。)
無理やり曲げ直す(専用工具を使い直す、ディレーラーを握って目視で曲げる等…)
と言う選択肢があります。

曲がったディレーラーハンガー

新品のハンガー

ワイヤーの切れる箇所(お買物自転車編)

命にかかわる「ブレーキ」。このブレーキを動かしているパーツが「ブレーキワイヤー」なのですが、やはりこのパーツも悪くなっていても気が付きにくいものです。しかし、よく切れる箇所はほぼ2箇所に限定されますので点検も簡単ですし、月に1回くらいは目視で点検すると安心です。

まず、よく切れる箇所の1つ目が矢印部分のブレーキワイヤーのつけ根部分です

こんな感じで破断します。

もう一つがブレーキ本体のワイヤー取付部です。

ブレーキ本体の裏側から見ると見やすいかも知れません。

この写真のワイヤーはシフトワイヤー(変速機用のワイヤー)ですが、ブレーキワイヤーでも同じように外側が破断することがあります。その場合は中のワイヤーと外側のワイヤーを丸ごと交換になります。
スポーツバイクの場合も切れる箇所は、だいたい同じですので参考にしていただければと思います。

ブレーキシューの交換時期(買い物自転車編)


「ブレーキシュー」は買い物自転車の場合、ほとんどの前ブレーキについている重要なパーツです。
「ブレーキシュー」を減ったまま乗り続けるとブレーキが利かなかったり、最悪はリム破断の原因にもなるとても重要なパーツですので時々チェックしてみましょう。
特に最近、前ブレーキ(右側のブレーキレバー)をかけようとする時、以前よりも「ぎゅー」と握らないと止まらないと思ったらチェックしてみるといいと思います。
簡単なチェックの仕方としては

このように上から覗いて見て、山(シューの凸凹の部分)がないようなら要交換です。

こちらが消耗している「ブレーキシュー」です。見ての通り山が全くありません。

こちらは新品の「ブレーキシュー」です。山はあります。
ちなみにチェックをした時にシューの山は残っているがブレーキのタッチが甘いという場合は

矢印部分の「調整ねじ」を反時計回しに回すことによりタッチの調整もできますし、ワイヤーを引っ張り直すことにより調整も可能です。
スポーツバイクなど使われているリムブレーキも同じように山の有無でチェックしていただければOKです。

要交換のVブレーキシュー

タイヤの交換時期(買い物用自転車編)

タイヤは自転車が走るうえでなくてならいないパーツですが、傷んでいても泥除け等のせいで見えなかったりして気付かない事があります。
悪くなっているタイヤのままでは、いくらパンク修理やチューブ交換をしてもすぐにパンクしてしまいますので、悪くなったタイヤはきちんと交換した方がその場での費用はかかりますが、結局経済的かと思われます。
では、いつ交換すればいいのか…使い方、使用頻度、保管状況によってタイヤの痛み方は変わりますので、期間や距離では一概には言えません。そこで、いくつかの参考画像を用意いたしましたので参考にしていただければと思います。

①タイヤのパターンはすり減っていますがぎりぎり使えます。

②使えない事はないですが、あと2回ぐらいパンクをしたら交換しましょう。

③このようにタイヤのサイドが割れたり、タイヤが「ひび」だらけになっていてもパンクし易くなりますので、こちらもあと2回くらいパンクした際は交換したほうがいいかも知れません。

④タイヤの下地がかすかに見えます。できれば交換してください。

⑤上記の④がひどくなるとこうなります。こうなってしまったら要交換です。

⑥要交換です!おそらく、空気をいれると穴からチューブが飛び出てきてバーストします。










パンクかな…と思ったらまずチェック!(買い物自転車の場合)


地味なパーツですがこのパーツが悪くなっていると空気がチューブから漏れてしまいパンクをしてしまう「虫ゴム」 もし、久しぶりに買い物用自転車に乗る時にタイヤがペッチャンコになってしまっていたら、まずはこのパーツをチェックしてみましょう!やり方は簡単です。

①まずはバルブのキャップを取り

②次にバルブの外側のパーツをゆるめて…

③取ります。

④続いて中のパーツを抜き取りチェックします。

⑤虫ゴムが左の2点のようになっていたら要交換です。いちばん右の状態でしたら虫ゴムに問題はありません(※ただし、黒いゴムの部分にひびなどが入っていたら要交換です。)。空気が抜けているだけか、間違いなくパンクです。

⑥後は逆の手順で戻すだけなのですが、注意するとすれば写真のように中のパーツを戻す時、きちんと溝にそって差し込んでください。

ちなみにこちらはブリジストンサイクルから出ている「スーパーバルブ」と言う商品で従来の虫ゴムタイプより空気が漏れにくく、耐久性が優れています。
以上が虫ゴムのチェックの仕方です。とは言っても空気は1週間もすれば抜けてしまうものです。てきれば、1週間ごとに空気を入れてください。
そうすることによりパンク防止にもなりますし、ペダルが軽く感じますよ!










飛行機輪行③


⑩前ブレーキのワイヤーを外しておきます。取り付けたままでも可能ですが、外しておくとハンドルを本体に固定しやすいと思います。

⑪ハンドルを輪ゴムや紐などで固定して出来上がりです。

⑫箱に入れ、なるべく中で自転車が遊ばないように梱包材や荷物で隙間をなくすようにしてください。
以上が梱包の大まかな流れです。今回はロードレーサーで行いましたが、MTBでも工程はほとんど変わりません。ただし、油圧ディスクブレーキを使用している自転車の場合はブレーキにスぺーサーを挟むのを忘れないようにしてください。

スぺーサー

このようにブレーキ本体にかませます。