変な音がする。

自転車に乗っているれば必ず一度くらいは体験する現象が『異音』です。
この『異音』の原因を解消するにはまず『どの個所』から『異音』がなっているかを突き止めなければなりません。以下のような手順で探すと『異音が出る箇所』の見当がつけやすいと思われます。

①まずは写真のように自転車を5つぐらいのエリアに分け、どのエリアから音が鳴っているのかを判別する
②次に異音がどんな感じで鳴っているかを聴きます。
何かが何かに当たり一定のリズムで発生しているような『接触音』
例:『カスッ…カスッ…』『カツ…カッ…』『ズリッ…ズリッ…』『カリカリ…カリカリ…』など
金属がねじれている時に発生するような『きしみ音』
例:『キリキリキリ…』『ミシミシミシ…』など
③さらにその音が金属から出ているような音(響くような音や高音)なのか、プラスティックやゴムのみたいな音(鈍い音や低音)なのか
そして、この3つの要素から過去の事例と比べてみたり、実物の検証をしたりして、『異音の箇所』を特定し、修理する事になるのです。
たとえば参考例として…
 ②の前ブレーキ・前輪周りから 特に前ブレーキのあたりから
 『カスッ…カスッ…』と一定のリズムの『接触音』
 プラスティックやゴムのみたいな音(鈍い音や低音)
この場合、よくある事例として『ブレーキシューがリムに接触している』が多いため、まずはホイールを空転させ、ブレーキシューとリムの状態を確認することから始めるわけです。
とは言え、正直なかなかすぐにわかない事も多いです。中には『え!?こんなの事が原因!?』という事もあります。『異音の箇所』を特定し解消するのは大変なんですよね…
各エリアごとのよくある事例に関しましては徐々に記事にしていきたいと思っています。