スプロケットが固くて取り外せない時。工具の取付位置を確認してみましょう。


『「スプロケット」を交換しようと思ったら固くてとれな~い』と言う事ありますよね。そんな時。『スプロケット外し工具』の使い方(取付位置)によって外しづらくなっていることがあります。一度、下記のポイントを確認してみてください。大まかに気を付けて頂きたい点は二つ。
1 スプロケット外し工具(チェーンが付いているモノ)の取付位置
チェーンが付いている取外工具の『スプロケットへの取付位置』によって取り外しやすさはけっこう変わります。
下の写真:取り外しにくいチェーンのかけ方

歯数の小いギア(トップ側)にチェーンをかけてしまうと、ギアにかかっているチェーンのコマ数が少なく『ロックリング』を緩める際に『スプロケット』を抑える力が弱くなってしまいます。(またはスプロケット抜き工具のチェーンが上手くギアかみ合わずに工具がスリップしてしまう。)

このため、上記の写真のように歯数の大いギア(ロー側)にチェーンをかけるようにしましょう。このようにするとしっかりとスプロケットを抑えることができます。

2.スプロケット外し工具の取付位置の確認

上記の写真は悪い例です。「スプロケット外し工具」をこのような位置で取付け、外そうとしても「スプロケット外し工具」に『力』が伝わりにくいため『ロックリング』をなかなか緩める事ができません。

こちらが正解。このように両方の工具が水平になるように取り付けると『ロックリング』に力が伝わりやすく『ロックリング』を緩めやすくなります。
以上の内容は『スプロケット』を外す際の基礎です。スプロケット交換作業の際に『うーん。スプロケットが外れない!』と言う時は一度、工具の位置を確認してみてください。
また、力を何度かけてもロックリング工具が動かない場合は「プラッスティクハンマー」等でロックリング工具(チェーンが付いていない方)を叩くと緩みやすくなります。(工具に対して「じわー」と力をかけるより、叩くような「インパクト」を与えるような力のかけ方の方がネジが回ってくれやすい傾向があります。)

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おススメのプラッスティクハンマー

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