ONちゃんがんばる!(笑)

 
※この記事を読む前に『シングルスピード選手権』の大会ホームページのコース紹介を読んでいただくとより記事が楽しめるかも
さて、私自身の今年SSJの仮装は『簡易ONちゃん』をかぶり、黄色の全身タイツと言う姿で走りました。残念ながらかありがたい事にかはわかりませんが走っている姿は一枚もないです。(笑)
ただ、前回のタコも何気にあちらこちらで写っていたのでどこかで発見できたらいいな~と思っております。
さて、そんな『ONちゃん』としての今年のSSJ。スタートの並び順がゼッケンNO順だったのでありがたい事に今年も一列目に陣取るONちゃん…
そして、『バズーカークラッカー』の号砲と共にスタートが切られるます。スタート直後は平地なのでいきなりケイデンスはMAXです(笑)今回のギア比は前回の反省を踏まえ、後半も足を残すためにかなり軽めの『32x25』をチョイス。そのため、もう脚は常にクルクル回り、心臓はバクバク状態でした。(笑)
さて、ちょっと平地を走るとすぐ舗装路の上り坂、ここで先頭を走っていた選手がチェーン落ちのトラブル発生。気がつくと頂上付近をなんとトップで通過!『おっ、もしかして今日はいい感じ』と思いながら新しくできたNEW XCコースのシングルトラックに入ると…
『パラ、パラ、パラ…!!』と乾いた音が近づいてきます。そうです、あの『改造マフラー』の音です…後ろを振り返るとすぐそこに特攻服を着たお兄さんの姿が…
森の中、必死に逃げる『ONちゃん』、それを追いかける『特攻服』と外から見ると非常においしい画なんですが、残念がらここにはギャラリーがいませんでしたね。(笑)
その後、サクっ!と 『特攻服』 さんに抜かされて、2位のポジションで相模湖名物の激坂『熊の背』へ…
ここはとっと降りて押します!前方の『特攻服さん』も勢いよく押していきます。ハアハア言いながら押し終えると、待っているのテクニカルな『つづら上り』
試走の時はクリアできたのですが、本番は焦ってビンディングがハマらないわ、息もアップアップで足を着いてしまいました。ここでさらに『アフロ』さん抜かされ3位に後退。
『特攻服』さんの姿は見えなくなりましたが、『アフロ』さんとの差は数秒程度…。この後の普通に走っている時は楽しいシングルトラックを『アフロ』さんに離されまいと必死に下り、駐車場の横を抜け今度はウェーブラインへ。
ウェーブラインを終えて、メイン会場のGサイトに降りてくると『アフロ』さんのスピードが若干落ちたような気が…炊事場裏で『アフロ』さんを抜き、2位でSSJ名物の『激つづら上り』に入ります。
去年の写真
一発目の上りは乗車できるのですが、二つ目は結局こんな感じになるんですよね
試走の段階でも上れなかったので押した方が速いし疲れないので『押し』と言う作戦が正しいのですが、ここはメイン会場!ギャラリーもたくさんいます。そして…
『ONちゃん!ONちゃん!』
とおそらく『どうでしょうファン』からの『ONちゃん』コール!『ONちゃん』の名誉のために無理でもここは乗って行くしかありません…気合いを入れて上り始めますが、予想通り途中で見事撃沈…
そして、力尽きたその先で『アフロ』さんに『押し』で抜かれてやっぱり3位に後退…その先にはこちらもSSJならではの『ビールショートカット(ノンアルコール)』がありましたが、さすがに1周目から使うのは勿体ないのでここは我慢とひたすら頂上まで自転車を押して上ります。
その後、フリフリダウンヒルコースを下り、2週目に突入。
2週目の舗装路の上りを終え、ただ、前を見てシングルトラックを走っていると(っと書くとかっこいいですが、ただ、横と後ろが全く見えないだけですw)またしても後方から『グゥオン!グゥオン!』と低い音が近づいてきます。なかなか、後ろが見えないのでちょっとしたスイッチバックの上りで後方を確認すると今度は『パグスレー』に乗った純白の『花嫁』さんの姿が…
ここから『熊の背』まで必死でも逃げるも、『熊の瀬』のあとのつづら上りで、またしてもビンディングが全然ハマらず、アタフタやっている間に『花嫁』さんに抜かれて4位に後退。その後もビンディングペダルがハマらず『ビンディングペダル』なんだけど『フラペ』状態が続き、ようやくペダルに靴がハマったのは駐車場の横なあたり…とは言え、『花嫁』さんの姿はまだ見えます。
ウェーブラインでちょっと差を縮める事ができ、メイン会場へ戻って、2回目の『あの坂』へ…ありがたい『ONちゃん』コールの中、挑戦するもまた撃沈 
とにかく、前の『花嫁』さんを追わねばと押し、坂を駆け上ると『ビールショートカット』エリアに到着。そこには『花嫁』さんの姿はなく、どうやら、2週目も『ショートカット』は使用しなかった模様です。
ここが勝負とこちらは『ピットイン!します!!』とショートカットエリアへ…
そして、手渡された『スーパードライゼロ』を一気に飲み…こめない…
イメージトレーニングではWWEのオースチンなみにガブガブ飲む予定が、飲んでは戻りそうになる『何か』をこらえ、飲んではこらえの繰り返し(笑)
涙を流しながらどうにか飲み終え、コースに入ると『花嫁』より前に『コースイン』に成功してファイナルラップへ!こうなったら、どうにか表彰台…と言うことで必死にペダルを回します。舗装路の上りにさしかかると『パラパラ…』例の音が!やや前方には『特攻服』の人も見えています。ダンシングをしながら追いかけますが距離をつめられないままシングルトラックに突入。後方を確認すると『花嫁』もチョイ後ろを『グゥオン!グゥオン!』と追いかけてきます。
静かな森の中で『パラパラ…』と『グゥオン!グゥオン!』にと言う不思議なプレッシャーに挟まれながら、そんなこんなで、最後の『熊の背』をひいひい押し!、鬼門のつづら折りもとにかく押し!シングルトラックを抜け、駐車場横へ!
この周回で『花嫁』さんが『ビールショートカット』を使う可能性が高いので、現在の距離+30秒くらいは稼いでおかねば行けない計算。後ろにビクビクしながらウェーブラインを丁寧に走って、いよいよ最後のメイン会場&あの坂へ!三回目も『ONちゃん』コールの中、あえなく撃沈… 一番乗れなかったかもしれませんが、後方には『花嫁』さんの姿がかすかに見えるので、とにかく頂上まで必死に自転車を押して駆け上り休む間もなくペダルを漕ぎます。フリフリダウンヒルコースに入り、こちらもこけたらお終いなので丁寧にかつそれなりに下ると、テーブルトップの先のビールショートカット入口には『花嫁』さんの姿が…『あちゃー』っと思っていると、どうやらフリフリコース走者のほうが優先のためコースインできない様子です。

このあと、ゴールまではちょっと下っておしまいなのですが、ワンミスですぐにでも抜かれそうなくらいのタイム差です。ハンドルリングに集中しつつペダルを漕ぎます。(ちなみにこの様子を見ていた『どうでしょうファン』の方から『必死に逃げるONちゃんとそれを追っかけるミスターぽくて非常におもしろかった』とおほめの言葉を頂きました(笑)

そんなこんなで最終コーナーをまわり、最後の直線!ケイデンスはすごく速いけど全然スピード感ゼロのスプリントをしながら三位でゴール!むろん写真はないです。(笑)
リザルトを見ると『花嫁』さんとのタイム差は7秒でした。本当にギリギリだったようで…

そして、人生初の表彰台。

まさかONちゃんで上がるとは…もしくはONちゃんだから上がれたのかしら…

来年は『選手権』で完走めざしま~す!












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