昨日の記事の追記 空気圧を下げてみましょう。

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昨日の記事の追記になりますが…

空気圧をちょっとだけ低めにする 空気を1~2週間ほど入れていない状態で参加するのはトラブルの原因にもなりますが、逆に乗車する人の体重にもよりますが『タイヤの転がり抵抗が良くなってペダルが軽くなるかな~』と『規定空気圧の最大』まで空気をいれるとタイヤが路面をグリップしにくくなり『落車の危険性』も上がるためあまり良くはありません。
このため、コーナリングの際のグリップ力を高めるためと自転車の乗り心地をあげ疲労を軽減するためにも個人的には『規定空気圧内のちょっと低め』の方がお勧めです。もちろん、空気圧が低すぎると『リムうちパンク』の可能性も上がりますので事前にどのくらいの空気圧が自分にとっていいかを確認しておくといいでしょう。









ロングライドイベントでアクシデントにあわないために…

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先日、行ってきた『栄村ぐるっとサイクリング』ですが大会HP、ブログ、FDや当日ライダーズミーティングでもけっこう注意喚起をしていましたが、残念ながら怪我をしてしまった方がいるそうです。(実際、私達も1件遭遇しました。)
『怪我』をしてしまうと『楽しい1日』なるはずが『悲しい1日』になるだけでなく、会場から帰宅するまでも一苦労…さらには社会人なら翌日からの仕事もまた大変…さらにさらに既婚者なら家族に何を言われることやら…と保険が少し適用されるくらいで(さらに付いていない場合は適用されないことも…)まったく楽しいことなどひとつもありません。
8月が終わるとまたロングライドのシーズンが始まります。『怪我』だけではなく『修理不可能なメカトラ』等の『アクシデント』に会わないために大会の前準備としてした方がいいことをいくつか書いてみたいと思います。

基本はやはり『点検』。
自主でも自転車屋さんでもかまいませんのでイベント前には点検を心がけましょう。また、最近、ロングライドイベントでは店舗にて『車検』を取り入れているイベントが増えているようです。場合によっては費用が発生しますが当日の『トラブル回避』のためにはいいことだとは思います。
点検にあったて注意する点としては…

大会2週間~1週間前に点検
 もし点検で問題が発見された場合修理をすることになりますが、パーツを取り寄せりることになっても、最低1週間あればどうにか修理または代替案を考える事が可能だと思われます。このことから、前日や前々日の点検ではなく最低でも1週間くらいには点検をすましておきましょう。

自主点検の場合、重点的にチェックする箇所としては 『タイヤ』『ブレーキシュー・ブレーキワイヤー』『ハンドル固定』『ステム固定』可能であれば『ディレーラーハンガー曲がりの目視点検』と当日は『車輪の固定(クイックレバー)』の確認 

タイヤ 
磨耗、変形、劣化具合 (タイヤのセンター部分の摩耗具合、サイドのひび割れ、サイドカットが起きていないか等)
ブレーキシュー・ブレーキワイヤー 
磨耗、劣化 (極端な減り方やひび割れ、金属片がブレーキシューに挟まっていないかを確認)、ワイヤーも劣化や極端なワイヤー取り付け部のホツレを確認
ハンドル・ステム固定 
ちゃんと固定されているかどうか(前輪を足で固定しハンドルを持ち上下左右に力をかけて動かないかを確認)
車輪の固定  『クイックの締め付け具合、車輪固定にガタがないかを確認 くわしくはこちら
ディレーラーハンガー曲がり 
『後ろの変速機が内側に曲がっていないかを確認 くわしくはこちら

この6点は『落車の危険性』や『走行不能なトラブル』につながる可能性があるため必ず確認をしましょう。。自主点検で自信のない方はお店や大きな大会であれば有料のメカニカルサポートもあると思いますので活用しましょう。(当店で購入された自転車は無料で点検しております。ご活用ください。)
また、フロント・リアの変速確認は『調整』まではしなくてもかまいませんが(できる方はしましょう、)ちゃんと変速するかは確認しておきましょう。ちゃんと変速ができていない場合は最寄りの自転車屋に持っていてくか大会のサポートなどに必ず見てもらいましょう。そのままの状態で乗車を続けると精神的に肉体的も疲労が増します。

この『点検』をちゃんとしておくと『メカトラブル』をかなり解消できると思います。特にここ3~4年オーバーホールをしていない方や点検らしい点検をしていない方はした方が安心です。

道具の準備 主にパンク修理道具等の準備になりますが私の場合はこんな感じ+タイラップを標準装備しています。ここまでは用意する必要はないとは思いますが、『スペアチューブ(※ホイールのリムハイトに対してちゃんと適応しているもの!)x2』、『タイヤレバー』、『携帯用工具』、『携帯ポンプ(co2ボンベの場合、事前に1度は使用して体験しましょう!)』は最低限用意しておくといいでしょう。また、可能であればパークツール TB2かダクトテープ』を用意しておくと、タイヤに大きめの穴やサイドカットが起きてもとりあえず穴を防ぐ事ができる場合があります。

以上が自転車本体や装備等の項目です。このへんは雑誌やWEBで書かれていることも多いので皆さん気を付けていると思いますが、ここからが個人的にも失敗などをして体験したところからくる注意なのですが…

下りで無理をしない。 これが一番注意していただきたいところです。たくさんの人達と一緒に走っていると、ついつい自分の制御できるスピードを超えたスピードで走行してしまうことがあるとは思いますが、下りでのオーバースピードは『落車』につながる可能性が高くなります。『落車』をしないためにも速度には『ゆとり』をもって必ずコーナー前にはちゃんと『減速』を心がけましょう。また、路面が悪い(砂が浮いていたり、路面が濡れている時など)は『前輪への加重』が強くなると前輪がスリップしやすく転倒しやすくなります。基本は前後の車輪均等に加重をかける事が重要ですが、路面が悪い場合は後輪加重を意識すると万が一、車体が安定しなくなってもビンディングペダルから足を外すと、バランスが取りやすくなるため転倒しそうになった場合も持ち直せる可能姓が高くなります。

『補給のタイミング』を時間で決める 最近のロングライドイベントは『グルメ』なエイドステーションが豊富にあるため『エネルギー切れ』を起こす心配は少ないとは思います。とは言え、走行速度や獲得標高によってはエイド間の走行時間が長くなったりする場合も出てくるため『補給』が必要になる場合がでてきます。この『補給のタイミング』、感覚でしてしまうとうっかり忘れてしまうことがおきるため、『感覚』ではなく『時間』で決めてしまうと補給のし忘れがすくなくなります。目安としては1時間以上走り続けるような事がある場合は1時間に一回くらいに『飴』等の糖分を食べるようにしましょう。特に長い登りを上った後の下りの前に補給をしておくと『集中力の低下』を防ぐ事ができます。水分補給に関してですがまだまだ暑い季節が続きます。15分に1回くらいのペースで水分補給を心掛けましょう。

車が少なくても油断はしない レースと違いサイクリングイベントは基本道路を封鎖していません。車が少ない道を選んでコースレイアウトはされていますが前方からも後方からも車はやってきますので注意しましょう。特にブラインドコーナーの対向車は気を付けましょう!

前方を走っている人との車間距離 今まで複数の人数と走ったことない方は前を走っている人との車間距離に気を付けましょう。また、前の人だけを見るのではなく数メートル先の様子を見ながら走ると次に前の人がどのように動くかが判断しやすくなります。

睡眠不足と飲みすぎw はい。去年までの私の事ですね。(^^;) 今年からけっこう気をつけていますw  実際、『熱中症』になりやすくなったり『注意力低下』に直結しますので、前日に盛り上がりたいのはよくわかりますが!お互い気をつけましょう。w

以上のような事に気をつけて『ケガ』や『アクシデント』なく大会を楽しみましょう!





夏休み企画 W氏のイタリア旅行記 総集編5

第五弾




第八夜 地獄のロード~ローマ観光

出発から少しの間は多少てこずりましたが、なんとかナポリの迂回を完了。
海岸線に出てからは一本道で、もう道に迷う心配はありません。まっ平らな道をひたすら走るだけです。
今日の目的地Gaetaは、古い城壁に囲まれた、海沿いの美しい町、のはずでした。
確かにその通りではあったのですが、実際は、古い城壁”も”あるビーチリゾートでした。
3時ごろには余裕で辿り着き、ホテルを探したのですが、ビーチには人があふれ、何軒かあるホテルはすべて満室でした。
仕方がないので、少し離れた次の町まで走ることにしました。
ところが、次の町も美しいービーチが続き、やはり人だらけ、ホテルもすべて満室でした。
やむを得ず、さらに次の街まで走ります。
しかし、ここも状況は全く同じ、むしろ悪くなっているような気がします。町の外のビーチ沿いの道にも路上駐車の車が延々と並んでいます。
今日は月曜日、いくらイタリアでも、平日に休める人がこんなに沢山いるのはおかしいな、と思い、次にたずねたホテルで聞いてみると、やはり祝日とのことでした。しかも、今シーズン最初の大型連休で、すでに土曜日から、部屋は予約で埋まっているそうです。明日以降なら部屋はあるそうですが、それでは意味がありません。
キャンプ場まであたりましたが、やはり全てダメ。
時間もだんだん遅くなり、走行距離も増えてきて、厳しい状況になりつつありましたが、先に進むしかありません。時間的には次の町が限界です。祈るような気持ちで、先に進みます。
走りに走って、7時過ぎにTerracinaという町に着きました。
しかし、町に入った瞬間、これはダメだ、と感じました。路上は人でごった返し、車道も沢山の車で大渋滞しています。
ほとんどあきらめムードで、一応ホテルを回ってみましたが、案の定全て満室。
野宿決定です。
だんだん暗くなってきたので覚悟を決めて、最後の手段、警察へ向かいます。
当直の警官が、いろいろ親切に教えてくれましたが、警察署の前で野宿することだけは、どうしても許可してもらえませんでした。
あてが外れて万策尽き、仕方なく、できるだけ安全そうなビーチの前のベンチに陣取ります。今夜はここで野宿です。目立たないように自転車を物陰に置きます。
幸い、完全な観光地なので、治安は悪くなさそうで、浮浪者や物乞いの類の姿はありません。
それでも、時折若者が海を見にやって来るので、なかなか落ち着きません。万が一を考えて、交代で眠ります。
うとうとしながも完全には眠れずに時間が過ぎ、ようやくまわりから人影が無くなったのが、深夜の2時過ぎでした。
振り返ってみると、走行距離じつに130km!最長記録更新です。
ある意味「水曜どうでしょう」のヨーロッパ編を超えました(ご存じない方、ごめんなさい)。全くうれしくないですが。
※ちなみに、後で調べて分かったのですが、イタリアの共和国建国記念日の祝日だったようです。情報収集を怠ってはダメだということですね。6月中はもう祝日はないので、今後は安心です。
写真は、夜明かししたベンチのすぐ前のビーチです。

昼間の暑さがうそのような冷え込みで、ふるえながら、朝の5時半頃に起きました。
ここに留まっていても仕方がないので、意を決して走り出すことにします。
本来は2日かけて走るはずだったローマまでの道のりですが、昨日かなりの距離を走ってしまったために、今日1日で辿り着けそうです。
昨日は、走行距離は長かったですが、平坦な道が多かったので、母にそんなに疲れが残っていなかったのは幸いでした。
朝早くからやっているBARをみつけて朝食をとり、7時過ぎには走り出しました。
写真は、早朝のTerracinaのメインストリート。昨日の賑わいが夢のようです。

今日の道も平坦基調です。
せっかくなので、有名なアッピア街道を走ってみます。
雨が時折ぱらつく中、夕方4時頃、無事にローマへ到着しました。
写真は、「アッピア街道の松」です。
ローマまで100kmを切っています。

ローマに入って、まずはツーリストインフォメーションへ行くため、テルミニ駅へ。
とても大きな駅で、多くの人で混雑しています。やはり今まで通ってきた町とは規模が違います。
早速インフォメーションカウンターへ行ったのですが、なんとコンピューターがダウンしていて、ホテルの検索ができないとのこと。さすがです。
ローマにはものすごい数のホテルがあるので、足で探すのはなかなか大変です。
そこで、ネットカフェへ飛び込み、調べます。条件は、そこそこ安くて、駅から近く(もうあまり動きたくなかったので)、インターネットに接続できること。
とりあえず良さそうなホテルをみつくろって、行ってみます。
写真はテルミニ駅の構内です。

今回の旅行3カ国目となるバチカン市国へ入国です。
といってもほんとに入っただけです。

ローマ観光の様子の何枚か。
どこも定番ばかりですが、普通と少し違うのは、自転車で回っているということです。
ローマの町は石畳のところが結構あり、さらに一方通行が多いので、実は結構走りにくいです。それでも徒歩と比べると断然効率よく名所を回れます。交通費もかからないのでやはり良いです。それと、各観光スポット間の位置関係をしっかり把握できるのもメリットだと思います。
写真は、テヴェレ川のすぐそばまで下りてみたところです。一応自転車レーンらしき線が引いてあるのですが、石畳で走りにくいです。

コロッセオの写真をもう一枚。

ヴェネツィア広場です。

トレヴィの泉です。
以前訪れた際に投げたコインが効いたようで、また来ることができました。
ちなみに今回はコインは投げていません。

スペイン広場です。残念ながら、上のほうは工事中でした。
それにしてもすごい人の数です。

母が単調な食事にかなり辟易していたので、夕食は中華料理を食べることになりました。
ホテルのすぐ近くの食堂です。このあたりは中国人のコミュニティーがあり、ここは完全に地元の人用の食堂だと思います。お客は全員中国人、誰もが大声で話をしていて、かなりの騒がしさです。ここがローマだというのを忘れそうになります。
駅のすぐ裏にもかかわらず、観光客は全くいません。
注文の仕方も良く分かりませんでしたが、何とか頼み、さっそく食べてみました。
すると、これがなかなかうまい!
ボリュームもたっぷりです。
久しぶりに白いご飯を食べられた母は大満足でした。
写真は出てきた料理の様子です。この後もう一品来ました。
満腹でホテルに帰って休みました。
それにしても、屋根のある部屋のベッドで寝ることができるのは本当に幸せなことです。
一昨日の状況と比べると、まさに天国のようです。

居心地が良いので、ローマにもう一泊することにしました。
午前中はゆっくり休み、午後からゆっくり観光です。
今日は歩いてみて回ることにしました。
写真はフォロ ロマーノです。

映画「ローマの休日」でおなじみ、「真実の口」です。
ここは日本人観光客の割合が、他の場所と比べて圧倒的に多くて面白かったです。





夏休み企画 W氏のイタリア旅行記 総集編4

第4弾です。続きをどうぞ~




第七夜 こんな感じで走ってました(2008年5月30日)~ ナポリ迂回大作戦

Nさんと母、走行中の図。

こんな風景の中を、Nさんと一緒に走りました。
更新した記事を振り返って良く考えると、Nさんの写真ばかりのような気もするので(笑)、風景写真を何枚かどうぞ。
景色がとても美しく、本当に素晴らしいところでした。

アマルフィという町の教会です。世界遺産です。

海の色がエメラルドグリーンです。

ポジターノという町の様子。

朝8時の電車で、Nさんは帰国しました。
こちらの駅には改札というものが無いので、誰でもホームまで入ってゆくことができます

電車の中はこんな感じです。
それにしても、Nさんが帰ってしまったあとは、なんだか祭りが終わった後のような気分になりました。
Nさん、一緒に走れてとても楽しかったです。ありがとうございました。

日本でも多少報道(2008年当時)されていると思いますが、今ナポリは、処分場の不足などで、ゴミの回収が長い間滞るという、かなり深刻な問題の渦中にあります。
街角に、回収されないゴミが山のように積み上がっている映像が、こちらでは毎日のように報道されています。処分場予定地では、建設に反対する地元住民が警察と衝突する事件も起き、人々の不満や苛立ちもかなり高まっています。観光客も激減しているようです。
気温も高くなり、悪臭や、衛生上の懸念も日々増しています。
当初の計画では、当然のようにナポリを通る予定だったのですが、この状況ではリスクが大きいと判断し、ナポリを大きく迂回して避けるルートに変更しました。美しい町として有名なナポリだけに、残念ですが、致し方ありません。
しかし、この迂回が一筋縄ではいきませんでした。
Nさんを見送った後、こちらも早速出発です。
ルートを変えた関係で、当初は通る予定の無かったポンペイへ到着。
この町は、あまり大きくなく、雰囲気もあまり良くないように感じたのですが、ポンペイの遺跡の周りは、うってかわって沢山の観光客でにぎわう一大観光地になっていました。
写真はポンペイの中心にある美しい教会です。

ポンペイの遺跡を見るかどうかで悩んだのですが、2人ともそんなに気乗りしなかったので、柵の外からちょっと様子を眺めてよしとすることにしました。
写真は柵の外から写したもの。ほとんど写ってなくてすみません。中はかなり広いようです。

ポンペイの町を滅ぼす噴火を起こしたヴェスヴィオ山です。

ヴェスヴィオ山を回り込むようにして、ナポリの中心部をかなり大きく迂回したのですが、写真のような場面を何回か目にしました。これでも報道されているものよりは、かなりおとなしい感じです。ナポリのゴミ問題、かなり深刻なのではないでしょうか。
ナポリ駅で乗換えをした西上さんは、少なくとも駅は何の問題も無かった、と言っていましたが。

地域の中心都市であるナポリを迂回するには、どうしても幹線道路を外れ、小さな町を繋いで行くルートにならざるを得ません。
しかし、幹線から外れると、途端に標識が少なくなり、本当に走るのが難しくなります。
覚悟はしていましたが、想像以上でした。
仕方がないので、判断に迷ったら地元の人に聞く、というのを繰り返し、何とか進んでゆきます。
なんとか、計画の8割方を走り切りましたが、時間もだんだん無くなってきて、少しあせりながら路上で地図をながめていると、地元のおじいさんが話しかけてきてくれました。
早速道を聞いてみたのですが、いかんせん言葉が通じないので、なかなかうまく行きません。
そのうち知り合いが一人、二人と集まってきて、教え方について議論を始めました。そのうちの一人の方が多少英語を話せたので、なんとか話がまとまり始めました。
そして出してくれた結論がなんと、車で分かりやすいところまで送ってやるから後ろをついて来い、というものでした!
まさかイタリアで、車の先導付きで自転車に乗ることになるとは思ってもみませんでした。
さっそくおじいさんが車を取ってきてくれたので、後ろをついて走ります。
かなりゆっくり運転してくれたのですが、さすがに母はかなり疲れていました。
もうここから先は一本道、というところまで送っていただいたので、おじいさんにお礼を言って別れ、あとはひたすら走ります。
結局、時間的に予定していた町まで行くのは難しくなったので、ひとつ手前の町を目指します。そして、何とか暗くなる前に到着することができました。
写真は、苦労してたどり着いた町、Aversaの駅です。
かなり大変な一日でしたが、まさか次の日にさらに大変な事件が待ち受けているとは、この時はまだ知る由もありませんでした・・・。







夏休み企画 W氏のイタリア旅行記 総集編3

第三弾です。続きをどうぞ~




第六夜 本土走行一日~宴会部長合流

レッジョ カラブリアを出発し、海岸線の道を走ります。
しかし、イタリアではこれが曲者で、海に突き出した部分がある度に、その一番高いところまで登らされるのです。そのひとつひとつがちょっとした山越え並みのキツさで、母は休み休みでやっと登っている感じです。
写真のところはまだまだ緩やかなところです。
少し海から離れて、ミレート?という小さな町(の少し手前)に泊まりました。

今日は、今まで獲得してきた標高を一気に吐き出すようにひたすら下りでした。一体何キロ下ったのかよくわかりません。
下りきったあとは、ひたすら平らな海岸線の道で、かなり楽が出来ました。
写真は、ヤギ飼いのおじさん追われて道路に出てきたヤギ達で、道がちょっとした渋滞になったところです。

昨日はScaleaという海辺の町まで走りました。
夏は海水浴客で賑わいそうなリゾート地です。
写真は道中のものです。

今日は、29日に合流予定の自転車仲間、Nさんとの連絡や、日程の調整のため、走らずに同じホテルにもう一泊。
日本にいるNさんと無事に打ち合わせも終わり、食事です。
町のスーパーで買ってきたラザーニェと鳥のローストです。
ジロの中継を見ながら食べられるのがうれしいです。

昨日泊まった安ホテル(一人あたり3700円弱)の主人に勧められるまま、付属のリストランテで夕食。
かなりの峠道を走った後でお腹が減っていたので、勢いよく食べはじめたのですが、とにかく量が多い!
結局食べきれずノックアウト。惨敗です。
量を減らしてくれという、母のイタリア語、全く通じず。
写真はパスタ。名前は聞きましたが、忘れました。なかなか美味しかったです。自家製のワインも良かったです。
次の機会(もしあれば)は、もっとうまく注文したいです。

今日も昨日に負けず劣らずの峠道。僕でも登り応えのある坂でした。母は、フラフラになりながら、それでもしっかり走りきり、再び海岸線へ到達。
明日にはNさんとの待ち合わせ予定の街へ着けそうです。
写真は、山へ向かっているところです。前方に見える山を登って行きました。

宴会部長到着で、がぜん盛り上がってお送りします!
とりあえず、イタリアでの無事再会を祝して乾杯!
外は明るいですが、これでも夜の7時過ぎです。

走り始め、間もなくイタリア美人発見。
さすが部長、いつにないペダリングの速さで彼女に接近。
全く会話も分かってないはずのに、写真撮影までこぎつけました。
そのあとほっぺにキスされ、超ご満悦の様子でした!?

こう見えてもスペシャのフルカーボンを乗りこなしています。なかなか軽快なんです。

やはり夜の市内での夕食に強い宴会部長。少しスペイン語ができるようで店員のキューバ女性と会話し写真撮影。明日には部長はローマに戻り、日曜日にチャイナエアラインで台北経由で帰国します。

とうとうやってきました。ローマです!
Nさんと別れてから、とにかくいろいろなことがありすぎて、まともに更新ができませんでした。すみません。
あまりにいろいろあったので、これから時系列で一気に更新していきたいと思います。
とりあえず、無事ローマに到着したというご報告だけ。
写真は、ご存知コロッセオです。







夏休み企画 W氏のイタリア旅行記 総集編2

総集編2です。続きをどうぞ




第五夜 いろいろありました…

シチリア島はかなり坂道が多く、母が疲れぎみなので、今日は予定を短縮して、メッシーナへ。
かなり大きな街で、路面電車も走っています。
写真はホテルからの夜景です(見えているのがどこの街かは不明)。

とてもめまぐるしい一日でした。
詳しくはまた近いうちにまとめて報告します。
とりあえず、写真は、カターニャという街(地下鉄も走っている大都市です)のホテル(オテル) ヴァレンティノの玄関。
広場に面して扉だけがあり、ぱっと見はホテルだとは分かりにくいです。
かなり古くて、趣きのある作りでした。

母が誤って自転車を倒してしまい、その拍子になんとスポークが折れてしまいました!
慌てて自転車屋へ。
予定を変更してもう一泊し、翌朝には無事直してもらうことが出来ました。
写真は、その自転車屋さんです。感謝!

カターニャからさらに南下して、シラクサという街へ。
写真はシラクサの旧市街にあるアポロ神殿跡です。

マルタ共和国へ向かう船便の関係で、シラクサにもう一泊。
写真は、シラクサ駅の様子です(電車に乗るわけではありません)。

堅牢な防壁に囲まれた街の様子です。
歴史の荒波に翻弄される中で育まれた、独自の建築様式の建物は、どこから見ても絵になります。
ここはまさに一大観光地という感じで、見所も多く、とても気に入りました。
そして何より助かるのが、英語が通じること!
イギリスの統治が100年ほど続いた影響です。
道路が左側通行なのも、イタリアとは全く違う国なんだと実感させてくれます。
街以外にも、古代遺跡など観光スポットがあり、まだまだ見足りない感じですが、今回はひとまず出発します。
是非また訪れたいと思います。
さて、これからはいよいよイタリア本土に上陸です!

マルタ共和国を朝5時の船(この時間しかない)でカターニャへ向けて出発。
3時間かけて到着し、今度はすぐに高速バスで1時間半かけてメッシーナへ。ここから船でイタリア本土へ渡れます。息つく間もなく、乗船し、20分ほどでとうとうイタリア本土のレッジョ カラブリアへ無事到着!
結局、出発から9時間あまりの大移動でした。

港の様子です。

イタリア本土へ向かうために自転車を分解して輪行袋に入れたのですが、その時に、母の自転車の前輪のクイックリリースのレバーが取れかかっているのを発見!
通常はまず壊れることのない部分だけに、どうして壊れたのかとても謎です。いつから壊れていたのかも不明・・・。
レッジョ カラブリアへ着いて、ホテルを見つけた後、あわてて自転車屋さんを探し、無事部品を交換してもらうことができました。
写真はそのときの様子です。

数日前から変だなとは思っていたのですが、風邪を引いてしまったらしく、熱が出てしまいました。やむを得ず今日はホテルで静養することに。アメリカでもそうだったのですが、ツーリング中に体調を壊すのは、決まって数日間走ってないときなんだよなぁ。やっぱり毎日体を動かすのが健康に一番良いということなんでしょう。母にうつらないのを願うばかり。
まあ、そのおかげといっては何ですが、部屋でジロの中継を見ることができました(テレビを直接写したのであまりうまく写っていません)。