飛行機輪行または自転車を配送する際の段ボールへの収納方法

ツールド沖縄のエントリーが昨日から始まっていますね。100kmクラス40オーバーはすでに定員のキャンセル待ち状態です。(友人は油断してエントリーできず…もう140kmしかないじゃんと愚痴ってました。w)

ツールド沖縄等の遠方の自転車イベントに参加する場合、飛行機で向かうことが多いと思いますが飛行機に自転車を乗せるには『何か』で梱包しなければなりません。今回はその中でも低コストで梱包できる『自転車納品箱』と『輪行袋』で飛行機輪行する場合の梱包の仕方を載せたいと思います。まずは第一弾で『段ボール編』です。(写真は過去記事からの抜粋のためパーツが古めなのは許してください。)

段ボール編

まず、自転車配送用段ボールですが、自転車屋さんに行けば納品用の段ボールを普通は貰えるはずです。この時、自宅まで持って帰るのは大変かと思いますが収納を楽にしたい場合『一番大きい箱』をもらってきましょう。一番は26、27インチモデルの電動アシスト車の箱。次が29インチMTBの箱(フレームサイズが大きいとなお良し)、あとは似たり寄ったりなのですが可能な限りフレームサイズが大きい自転車の箱を譲ってももらうのがベストです。

電動アシストの箱だとフレームサイズにもよりますが540ぐらいまでなら前輪とシートポストを抜けばそのまま収納可能な事が多いです。また、写真を見やすくするために梱包材を使用していませんが、実際は『ぷちぷち』などの梱包材を使用することをお勧めします。
収納方法ですが


①ペダルを外します。
ペダルレンチという工具を使用します。ペダルによっては六角レンチでも可能です。

②前後のタイヤの空気を抜きます。おそらく気圧の変化によるバーストはしにくいとは思いますが
手荷物預けの際にも係員さんに確認をされますし、何かあってもいやなので抜いておきます。
この事から現地に到着後すぐに自走される方はしっかりと空気が入るハンディポンプが必要です。(CO2ボンベは飛行機内に持ち込み(預けでも)は諸説ありますがやはり無理そうな感じです。また、チェーンオイルのスプレータイプも同じように持ち込み不可なため気を付けましょう。)


③前輪を取り外します


④前輪を外したフロントフォークの先にフォークエンドを保護するキャップをはめ込みます。この製品は自転車本体が商品として入荷するときについてくるものなので、スポーツ自転車を扱っているお店でモノがあれば無料で貰えるはずです。もしくは段ボールやプチプチで養生しても大丈夫です。


⑤外したフロントホイールにも保護用キャップをはめ込みます。こちらも自転車入荷時についてくるものなので無料で入手可能だと思います。もしくは段ボールやプチプチで養生しても大丈夫です。


⑥可能であれば後ろの変速機を取り外しておいた方がフレームの変速機取付部分(ディれーらーハンガー)が曲がってしまう等のトラブルを回避できるのでおススメです。

⑦もし、後ろの変速機を取り外すと取り付けるのに自信がない…と言う方は
前ギア内側、後ギアも内側(ギア比でいえば一番軽いギアの設定です。)にしておくと後の変速機が内側に入り込むのでトラブルのリスクは軽減できます。

⑧後ろの変速機を取り外さない場合は、後ろの変速機に保護用のキャップを取り付けます。これも無料で手に入るはずですが、キャップの形によっては取りつかない場合もあります。こちらもない場合は『プチプチ』等の緩衝材でリアディレーラー、スプロケットごと養生します。

⑨シートポストを取ります。その際に現在のサドルの高さを覚えておくためテープか何かで目印を付けておきます。

⑩前ブレーキのワイヤーを外しておきます。取り付けたままでも可能ですが、外しておくとハンドルを本体に固定しやすいと思います。

⑪ステムごとハンドルを取り外し、ハンドルを輪ゴムや紐などで固定すれば出来上がりです。
ハンドルだけではなくステムごと取り外しているのは再組立ての際に楽だからです。ハンドル、ホイールの固定方法ですが大きめ輪ゴムの方が箱内で動きにくいので紐よりもおススメです。


⑫箱に入れ、なるべく中で自転車が遊ばないように梱包材や荷物で隙間をなくすようにしてください。最後にペダル。クイックレバー、装備品の忘れ物がないか確認して(小さめの箱に全部入れておくいいですよ)蓋をしめましょう。
スペースがあればイベントで使用するジャージやシューズ、ヘルメット、フロアポンプを入れておくと当日『忘れた~!!』と言う心配が軽減されるためおススメです。







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