悪い先輩サイクリストに騙されないために!(笑) 1(ルートで確認しておきたいポイント)


まだ、辛くはないけど微妙な感じ…と言う体調ですが、日中の気温も上がり(まだまだ朝夕の寒暖差はあるのでウェア選びに注意しましょう!)これから絶好のサイクリングシーズンに突入!
が、そんな楽しいサイクリングシーズンも悪い先輩サイクリスト(笑)の
『大丈夫。ほぼ平坦だから…( ̄ー ̄)ニヤリ』とか『大丈夫、大丈夫、峠ひとつだし復路は下り基調だから( ̄ー ̄)ニヤリ』とか『大丈夫、たった100kmだから…荒川で100km走ったことあるでしょ( ̄ー ̄)ニヤリ』などの言葉を信じて走り、何度『ボトル』や『補給食』を「コノヤロー!」と投げつけてやろうかと思った方も多いのではないでしょうか…w (けっして私はそんなことはしていない!していないですよ!「ボトル」を投げつけれたことはない…(^^;))

そんな「大丈夫詐欺」はもうコリゴリだ!どれくらいのコースかは前もって把握しておきたい!!と言う初心者の方にむけ、過去のサイクリングイベントでの様子等をふまえたうえで走るコースで確認しておいた方がいいポイントを3回くらいに分けて書いてみたいと思います。(ルート作成者への「異議申し立て」 (笑)やサイクリングイベントに参加する際の『参加クラス選び』の参考にもなると思ますよ)
まず、必ず確認しほうがいい項目が

1.走行距離
2.獲得標高(累積標高)

の2点です。少なくともこの2点は確認するようにしましょう。

次に可能であるならば

3. ルートの最大標高差
4.ルートの高低表

が確認できるとコース上のどのあたりが『辛い』か把握できるため『心構え』ができます。
また、サイクリングイベントに参加する際になりますが『時間による関門設定』がある場合は

5.各関門の閉鎖時間

も確認しておくといいでしょう。


走行距離

『その日走る行程の総走行距離』の事です。ただし、往路と復路のコースが同じ場合、ルート作成が『片道分』だったりすることもありますので注意しましょう。

まず、『走行距離』基本な考え方として当たり前ですが

『走行距離が長い』⇒ 『疲労度が高いコース』
『走行距離が短い』⇒ 『疲労度が低めなコース』

と考えていいと思います。とは言え、初心者の方の場合、最初はその『コースの走行距離』が『長い』のか『短い』を判断しにくいと思いますので参考までに当店で行っている『朝サイクリング』や『一日サイクリング』の『走行距離』を書きたいと思います。参考にしてみてください。

5~15km スポーツバイク購入したばっかりの方でもほぼ大丈夫な距離。当店だと『朝食サイクリング』の距離です。

25kmぐらい スポーツバイクを購入して1か月くらいたった方であればおそらく問題なく走り切れる距離。また買ってすぐにこのくらいの距離を走る方もけっこう多いです。1~2時間ほどあれば初心者の方でも走り切れる距離だと思います。

30km~40kmぐらい 日曜日に行っている『朝サイクリング』の距離です。こちらもスポーツバイクを購入して、1か月くらい(週1、2回くらい走っている)乗り続けている方であれば走り切れる距離だと思います。また、こちらも買ってすぐにこのくらいの距離を走ってしまう方も多いです。
走り切る所用時間ですが、当店の場合、初心者の方が参加している際は荒サイ(平坦)であれば2時間~3時間ぐらい(休憩こみ)、 峠がある場合は4時間~5時間(休憩こみ)で考えています。

50km~70kmぐらい 当店で行っている『一日ロードサイクリング』の『高半サイクリング』や『パン屋さんサイクリング』。『峠』を含むサイクリングだと『小川町初心者向け峠サイクリング』がこのくらいです。コースレイアウトが平坦基調の街中や荒サイであれば『クロスバイク』でも大丈夫だと思います。(峠サイクリングも走れない事はないですがちょっと辛いかも)
走り切る所要時間ですが、、当店の場合、初心者の方が参加している場合、荒サイや街中は5~6時間ぐらい(休憩こみ)、峠がある場合は6~7時間ぐらい(休憩こみ)もしくはそれ以上で考えています。

80km~100kmぐらい 当店で行った『一日ロードサイクリング』で『スープカレーサイクリング』『うどん屋さんサイクリング』。『峠』を含むサイクリングだと『武蔵五日市駅から奥多摩湖ぐるっと1周サイクリング』『那須岳サイクリング』がこのくらいの距離です。参加者の脚力にもよりますが初心者の方でも時間をかければ走りきれる距離だと思います。参加される方の脚力等によって『エスケープルート(ショートカットできそうな道を探す)』や『余裕のあるスケジュール』を考えて行うようにしています。
走り切る所要時間ですが、当店の場合、初心者の方が参加している場合、荒サイや街中であれば6時間~7時間ぐらい(休憩こみ)、峠があると8時間~9時間ぐらい(休憩こみ)もしくはそれ以上で考えています。
このぐらいの『走行距離』から『獲得標高』・『同行者のペース』によっては初心者の方にとってかなり厳しい行程になる場合が出てきますので注意するようにしています。

100km~130kmぐらい 当店で行ったサイクリングでは『自走往復物見山ホットドッグ屋さんサイクリング』『山中湖サイクリング』『松姫峠サイクリング(獲得標高が初心者向きではないですが…)』がこのくらいの距離です。
『ホットドッグ屋さんサイクリング」のように『荒サイ』メインの平坦なコースであれば初心者の方でも走り切ることも可能な距離だと思いますが、『峠』を含むサイクリングになってくると初心者の方にはちょっと辛い距離かもしれません。お店では参加される方の脚力等によって『エスケープルート(「輪行」も視野に入れる)』と『余裕のあるスケジュール(なるべく早朝スタート等)』を考えて行うようにしています。
走り切る所要時間ですが、初心者の方が参加している場合、荒サイや街中であれば8時間~9時間ぐらい(休憩こみ)、峠があると9時間~10時間ぐらい(休憩こみ)で考えると思います。
このくらいになると『獲得標高』・『同行者のペースによっては初心者の方にとって『もう!無理!』的なサイクリング?になる可能性があるため注意しましょう。

130km~200kmぐらい お店のサイクリングの場合だと初心者の方をいきなり連れていくことのない距離です。
もし、初心者の方で初サイクリングイベント参加がこのくらいの距離であった場合、一度同じような『距離』・『獲得標高』のコースを走ってどのような感じの疲労感・所要時間かを試すことをお勧めします。
走り切る所要時間ですが、初心者の方が参加して場合、荒サイや街中であれば10時間~12時間くらい(休憩こみ)、峠があると12時間オーバー(休憩こみ)で考えると思います。

以上が、個人的(「あしびな」的)な『走行距離』の考え方です。上記の参考例以外にも『今回走る走行距離』を『過去にもっとも走った時の走行距離』と比べてみるのも一つの方法です。

比べてみて

『今回の走る走行距離』が『過去の走った最高走行距離』よりも長い場合は『「後半」辛く感じる可能性がある。』

『今回の走る走行距離』が『過去の走った最高走行距離』よりも短い場合は『ある程度の辛さは想定(我慢)できる。もしくは楽に感じる?』

と言う考え方ができると思います。

ただし!

『地形(峠など)・天候(向かい風など)・一緒に走る人のペース(速い人達と走るなど)』によって上記の理屈は簡単に覆されます。距離が短いから『楽』だと思ったら「辛かった…」と言う事はよくある話です。(^^;)


つまり『走行距離が短いから楽』と安易に思うのは『危険!』

と心がけておくといいとでしょう。とは言え、『走行距離の長さ』を気にして走らない選択をし続けているといつまで経っても長い距離(ロングツーリング?)を走らなくなってしまいます。(まあ、無理に走る必要はないんですけどね(^^;))
それでは、せっかく『軽快車(いわゆるママチャリ)』ではなかなか難しい100km以上のサイクリングを走りやすくしてくれる『スポーツバイク』を買った事がもったいないよな気がしますので『走行距離』が長いな…と思った際は上記に何回か書きましたが

・余裕のあるタイムスケジュール
・いざっとなったら『途中離脱(
「輪行」の選択肢を含む)』ができるエスケープルート

を自分で考えて走る、またはサイクリング主催者に伝え(拒否された場合、そんな主催者には「ボトル」か「保存食」投げちゃえ!w)、挑戦して少しずつ長い距離のサイクリングに挑戦して「走り切れる走行距離」を伸ばしていっていただければと思います。




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