チューブレスタイヤのビートが上がらない時の悪あがき…



チューブレスタイヤのビートってモノによってはなかなか上がりませんよね…お店でも『ビートワックス』を塗ってもコンプレッサーを使っても全く上がってくれない事があります。そんな時に100%とは言わないまでも多少は上がりやすくなる方法がこちらの方法です。
まず、バルブコアが抜けるタイプでないと使えない方法なのですが(このためシマノにはこの方法は使えません。
まず、タイヤをはめたあと「EASYFIT」や「石鹸水」を塗り(ブレーキ面付着した際はかなならず水で洗いましょう!)、チューブレスタイヤのビート部をリムの中心にちゃんとはめます。その後、『バルブコア』をとります。

この時に使う工具はパナレーサーから出ている『バルブコアツール』やビットリアの延長バルブを買うと付いてくる工具を使います。作業としてはコアの先を緩めるだけで取れます。どうしようもない時はラジオペンチでも外せるとは思いますがあまりおススメしません。
そして、コアを抜いたバルブがこちら

あとは米式用または米式の口金のポンプで頑張ってポンピングしてください。ただ、それだけです…この時、『MTB専用のハイボリュームタイプのフロアポンプ』を使用すると上がる確率は上がります。
この方法、コアを抜くことによって1回のポンピングでタイヤ内に入る空気の量や圧がバルブコアがある状態で入れるよりも増えるため、通常の状態で入れるよりはビートが上がりやすくなるようです。と言っても、空気を抜けなくするためのバルブコアがないため、ポンプの口金を抜くと空気は抜けてしまいますが1度上がったビートは上がりやすくなる傾向があるので、その後、バルブコアを装着して空気を入れると通常よりもビートが上がりやすくなります。
と言っても、タイトルに書いたとおり『悪あがき』なので上がらない時は全然上がらないのですけどんね…
まあ、コンプレッサーを使った方が早いのは間違いないのですが、レース会場等でフロアポンプしかないけどチューブレスタイヤを装着しなければ…と言う時にこの方法を試してみていただければと思います。また、シマノ系のコアが抜けないタイプの場合でもやはりハイボリュームタイプのポンプを使った方が確率はあがりますよ。
また、2018年現在ではこちらのような商品ができ、記事をかいた当時に比べるとチューブレスタイヤの装着作業はかなり楽になりました。

GIANTの方がお手頃価格ですが他社でもあります。