ここ数週間のうちに何故かチェーンを交換・修理するための工具『チェーンカッター』の話題や出番が続く事があったので今回はチェーンカッターを使用したチェーンの修理方法を載せたいと思います。まず、チェーンカッターですが今回は普段私のサドルバックやツールカンに入っているモノを使用します。(時々忘れたりましたが…w)
TOPEAK LINK11 ¥2,614(税込)
コンパクト収納で使い勝手も良く、お値段もお手頃な携帯チェーンカッターです。個人的にかなりおススメです。(とは言え…そんなに売れるものでもないのでお取り寄せ対応だったりします…(^_^;))
チェーンフックも付属されていますし、カンパチェーンの『カシメ』にも対応しております。もちろん11速対応!
ちなみに携帯工具に付属されているチェーンツールはコンパクトになるので携帯するには便利なのですがやはり『チェーンカッター』単体の工具の方が使いやすいです。また、携帯工具付属の場合、11速に対応していない場合もあるのでお持ちの方は確認しておくといいでしょう。
チェーンが切れる場合こんな感じでねじ切れる事が多いのですが、このねじ切れた箇所の近くの部分も『変形』が生じている場合があるため『切れた箇所からだいたい左右1コマ分』の箇所でチェーンをカットします。『1コマ分』とは
写真のように『内側の穴が3つ』で『1コマ』と覚えておくと解り易い?かもしれません。ちなみに『チェーンをカット(切る)』という作業は『紙やゴム等を刃物でカット(切る)』と言う作業とは違い、こちらの写真だと真ん中の穴にある『接続ピンを押し出し、チェーンを分割する』作業を行います。
まず、『チェーンの切る個所』をチェーンカッターに設置します。設置したのち、写真右側のハンドルが付いている『ネジ部分』をねじ込んでいきます。
すると、上記の写真のようにチェーンの『接続ピン』が反対側に押し出されてきます。
右のハンドルが動かなくなるまで押しこむと、『接続ピン』は完全にチェーンから押し出されます。
ピンを抜いた状態でチェーンを軽く引っ張るとこのようにチェーンを切る(分割)する事ができました。
『コネクトピン』を使用して修理する方法もありますが、今回は簡単な『ミッシングリンク』を使用します。ちなみにミッシングリンクは11速、10速、9速、6,7,8速とすべて種類が違うので、自分の使っている変速段数に合ったミッシングリングを用意しておきましょう。
ミッシングリンクを使ってチェーンを繋げる場合、ミッシングリンクが『チェーン外側のプレート』になるため、必ずチェーンの両端が写真のようにチェーンリンク部内側になるようにカットしてください。
この状態だとミッシングリンクは使用できません。
ミッシングリンク(写真はROTORのリンクです)を写真のように取り付けて…
ミッシングリンクの『リンク部』を合わせ左右に力をかけるとリンク部が噛み合い、固定されます。手で固定ができない場合は、後輪を地面に付けた状態でペダルを踏みこむと固定しやすいです。
とは言え、写真だとなかなか伝えにくいので、もう少し暖かくなったら今度、初心者向け朝サイクリングで『野外チェーン交換・修理教室』も行いたいと思います。
こちらが実際に使ったチェーンカッター。
数回ですがリユース可能な11速ミッシングリンク