いろいろな事があったの長文になってしまいました。w
さて、二日目の種目は『ツーリングエンデューロ』。こちらの種目『ツーリング』カテゴリーなのですがツーリングコース内の3か所あるSS区間のタイムを計測した総合タイム+各無人チェックポイント(キーワードが書いてあり、ゴール後答え合わせを行う)を地図を頼りに探し、順位を競うと言う種目。
コースレイアウトを見る限り、以前参加した事のあるレースと同一のところもあるのでコースの雰囲気はなんとなくわかるものの(後半部の下りは全然違っていて痛い目にあうことになるのですが…)レースの時とは違い、基本的にはSS区間のスタート・ゴール地点、足切り地点以外は案内板、案内係が用意されておらず、各SSスタート地点やチェックポイントに向かう区間(リエゾン区間)は地図を見ながら移動しなければなりません。
もちろん、私自身は今まで一度も地図を読み解きながら山を走ったことなどないのでこの本で一夜漬け…
プラス、『GPS』でどうにかしてみる作戦でいきました。(結局、一夜漬けは一日目を終えた時点でやっぱり一夜漬けと言う事を思い知らされましたが)
そして当日、受付を済ませ『地図』と『各ポイントの説明』を配られ参加したメンバーととりあえず内容を把握するべくミーティング。
その後、主催者の説明を受け『計測タグ』をセンサーにタッチして競技スタートとなりました。
この時点では、まだ誰もが笑顔です。5時間後には全員疲れ果てた姿になるんですけどね(笑)
そして、私はここで一つ目の『アクシデント』と言うか『凡ミス』!一番の『頼みの綱』のGPSのバッテリーがいきなり切れます。前日、使っていたのにも関わらず、『まあ、大丈夫だろう』と思って充電するのを忘れていたのです。
『まあ、iphoneあるし…一応、方位磁石もあるし…しょうがないし行くか…』でそのままスタートしたのですが、この一時間後、これが原因で痛い目に合う事…
さて、スタートしていきなり参加者が曲がって行くと思ったら、こんな水路の横を走らせれます。これはこれで楽しいかったです。
わくわくしながら順調に走り始めたと思いきやここで…
二つ目の『アクシデント』です。
コース上の鉄の格子を渡った途端に 『ぷしゅー!!』 と言う音が…後ろを振り返るとリアタイヤからシーラント剤が吹き出ていました。そして、一緒に走っていたメンバーは誰もその事に気がつかず(まあ、呼び止めたわけでもないのですが)前の人の後を追いながら林の中へ…
パンクの個所を見てみると、タイヤがかなり裂けていたのでそのままチューブをいれてもかなりヤバそうな雰囲気…しかも、そういう日に限っていつもはトレイルサイクリング等に持ち歩いている『タイヤ』に張る『補修パッチ』がサドルバックに入っていません…
とりあえず、使えそうなモノはないかとごそごそザックの中を捜していると『ポケットウェットティッシュ』の袋が使えそうなので、中身を全部取り出して袋をある程度の大きさに折りたたみ、さらにそれをビニール袋で包んでタイヤの裂けている個所にあてがって、チューブを入れてパンク修理が一応完了。今日、改めてキズを確認したらそれなりに裂けてました。
そんなこんなで再スタートをするモノの予想通りコース上には誰もいないな…と思ったら、まだ、迷っていたグループを発見!その方々と共に『チェックポイント1』を発見後、『地図』と『iphoneのMAP』を見比べながらどうにかSS1へ。途中では私たちがあまりにも遅かったのか私たちを捜索していた大会スタッフとも合流する事にw
そして、やっと辿り着いた『SS1』のスタート地点。スタートするタイミングは自己申告なので一休みしてからタイム計測が可能ですが、ここまでに時間をそれなりに消費しているので、あまりゆっくりする事はできません。
一緒にSS1に向かった方々を見送りながら(一緒に道を探し、迷った人たちなので普段の長距離レースよりも間違いなく連帯感がわいてきます。)、最後にスタートする事にします。ちなみにここでスタッフの方に『そういえば、もしかして、僕ってビリですか?』 と聞くと『「ビリ」と言うか「最終走者」ですね(笑)、まあ、この種目は「最終走者」だからと言って「ビリ」ではないのがいいとこなんですけどね。あとはこの後のSS区間のがんばりしだいですね。』
と励まされつつ、最終走者でSS1区間の『8~9kmくらいのヒルクライム』がスタートします。
とっ、走り始めたところでここで三つ目の『アクシデント』 と言うか『伏線が発動!』
それは…最近、MTBを乗っている時はGPSで速度や時刻、走行時間とか管理していたのでGPSのバッテリーが切れていると言う事は『GPSが使えない=GPS機能が使えない』だけではなく『GPSが使えない=乗車状態でGPSが使えない&走行速度も解らない&腕時計もしていないので自転車から降りて携帯をザックから出さないと時刻もわからない』と言うタイム計測区間でペースを把握するもモノがないもないと言うなかなかアホな状態に陥るハメに…
とりあえず、以前、レースで数回走った事のあるルートなので『心臓の苦しさでペースを判断』&『とにかく前方を走っている人を目印に』と言う アナログな作戦に切り替えて上ります。
しばらくして、一緒に参加しているYさんに追い付き、『えっ!?なんで後ろからきてるんですか!?』と驚かれ
さらにしばらくしてTさんを発見。ここで『エース様』がもうちょい先にいる事を教えてもらいスピードアップです。その後。もう一人のTさんをパスした時も『あれ!?なんで!?』と言われながら、どうにか『エース様』と合流。『なんで、ここにいんの?姿が見えないから先に行ったと思ってた』と聞かれたの「カクカクしかじか」とこれまでの話をすると『だっせ!』と冷たい言葉を放たれたので、アシストの仕事を放棄し(もともとする気はないんですけどね)、黙々とSS1ゴールへ突き進みます。
SS1をゴールし冷えた『きゅうり』に味噌をつけて食べている(ヒルクライム後の味噌きゅうりは最高です。)とエース様が到着。
いまいち、私は時間とペース配分が把握しきれていないので、ここであまり休まない方がいいかもと次のSS2へ移動します。SS2までのリエゾン区間は一本道なので迷うことなくスタート地点に到着!
エースの出発を写真に収め、私もスタート!SS2はダブルトラックの『コギコギ区間』でとにかくコギまっくてゴールに到着。今度はニンジンに味噌をつけて食べながらエースを待っていると、スタッフから『足切りまであと45分くらいだよ~』と言うお言葉。
『マジッすか!?』とここで『地図』を急いで次のページ入れ替え、エースを待つことなく走り始めます。一人旅をある程度覚悟し下っていると前方に朝、少し会話をさせていただいた『SSJ』の『ニョロニョロヘルメット』の方を発見。改め自己紹介をさせていただきながら一緒に走る事に(と言うか、私は助けてもらいぱなしになるのですが…)、共通の知人の話やこの手の競技初参加の私に『地図』の見方等をレクチャーしていただきながらチェックポイント2へ向かいます。
チェックポイント2の前の分岐で作業道の見方などを教わっていると、ちょうどエースを含め数人の後続の方々と一緒になりチェックポイント2へ『一人だったら絶対に探し出せない!』と言うくらいの森の中をずんずんと進みチェックポイント2を発見!その後、急いで足切りポイントへ向かいます。後ろからはエースの『あっ、もう厳しいな~』と言う言葉も出る中、スピードを上げて足切りポイントへ到着するとスタッフから『足切り延長してるので進んでくださ~い』との事。
とりあえず、進むと6~7人くらいの先行グループがいたのでそこに混ぜてもらいチェックポイント3をクリアし(この時は疲労がピークで思考回路はゼロ…付いて行くのがやっとという感じでした。) 次のチェックポイント4でエースと合流する事ができ、これでチェックポイント関連は終了。
この後、前後フルリジットには地獄の『ガレガレ下り』 で身体的、精神的にボッコボッコにされ、もうKO寸前の状態(同行スタッフからはそりゃそうだと苦笑されました。)で最後のSS3に到着。
トイレ休憩をして、こいつを注入!
さすがゴールドパッケージです。効いたような気がしました。(笑)
そして、SS3の『シングルトラック迷路』を迷わないように気をつけながらゴールしてSS3も終了!
その後、自走で会場に戻るのですが、これがまた上りなんですよ…
計測タグのゴールチェックをし、チェックポイントの答え合わせを終えるとYさんを発見。(残念ながら『足切り』にはあったもののチェックポイント2は自力で探してダウンヒルCコースで帰還してきたそうです。)しかし、Yさんよりも先にゴールしている筈のダブルTさんが見あたらず…ゴール計測のスタッフにゴールしているか聞いてみると
『まだ、二人ともゴールチェックしてませんね…』
『え~!?二人ともロストしてる!?』
まあ 、あわててもしょうがないのでしばらく待っていると大会スタッフと共にお二人が帰還!(すいません、写真撮り忘れてました…)
そんなこんなでお互いの苦労話?wをしているとここで最後のイベントが発生!
運よく3位になっていました。
その後、渋滞が怖いので即撤収作業をして高速に入りましたが見事に超渋滞をくらいながらの帰宅となりました。みなさんお疲れまでした!今まで違ってエンデューロレースには出ませんでしたがいろんな人に出会えて本当に楽しい二日間でした。来年も可能なら参加できればな~と思っております。
写真を見直しているのですが…全員の『集合写真』が見あたらない…撮ってないのかもしれませんね…申し訳ないです