この前の『一日ロードサイクリング』は、初フレームやら初パーツを投入しつつ、久々の13時間くらい(休憩含めですが)のロングサイクリングでした。(さらに考えてみると1年以上ぶりの『ロードレーサー』でのロングサイクリングのような気も…)。その中でいろいろと感じた事を書こうかなと思っていたら4月が終わりそうです…(笑)。とりあえず、今日あたりからちょこちょこと書けたらなと思っております。
さて、まずは、スポーツ自転車を扱っている自転車屋さんとして本当に今さらなんですが『シマノ電動コンポ(アルテDi2)』デビューしました!(笑)
感想から先に言ってしまえば『ワイヤー式』にはもう戻れません。『78デュラで十分です!』と言っていましたが、本当にただの『食わず嫌い』でした。 良かった点はすでにいろんなところですでに紹介されているので今さらなんですが…
1.変速までのタイムラグが短い。(ピッ!カシャン!と言う感じです。『変速したい』と思ったらすぐ『変速』って感じです。)
2.変速の際にレバーを押しこまないので手首が疲れない。(特にフロント変速)多少の集中力低下でもちゃんと変速させることができる。(長距離になればなるほどこの効果は上がっていきます。そして、個人的には『サイクリングしかしないし…』と言う方のほうが『レースに良く出ます!』と言う方よりも恩恵を得そうな気がします。『レースに良く出ます!』と言う方は基本的に『疲労』とか『痛み』とかに良くも悪くも『慣れ』てしまっているので『まあ、ちょっとアレだけどがまんできるか…』で済んでしまいそうなので…)
3. 『79デュラ、67アルテ、57105』シリーズよりもシフトレバーのブラケット部が細い(78デュラ、66アルテ、56 105シリーズの太さに近い)(これは個人的な好みもあるので一概には言えませんが手が小さい方はこちらの方が握りやすいのでは???)
といったところが個人的には一番気に入ったところです。
『ネガティブ要素』に関しては今のところ『値段がワイヤータイプに比べて高い!(最初のセット購入だけでなく、『破損』した際のパーツ代も含めて。)』という以外のデメリットを今のところ感じません。おそらく、購入時に気にされるであろう事柄は『携帯電話・デジカメ・GPS』や『ワイヤー式』に置き換えて注意をしていただければ『その心配』はわりと『解消』されるのではないかと思います。たとえば
『長距離サイクリングを走っている時にバッテリーがなくなったら…』 たしかに困りますね…ただ、これを『携帯電話・デジカメ・GPS』に置き換えていただいて考えると『長距離サイクリング』に以上のような製品を持っていく際は『バッテリー残量を確認』したりを『充電』をしてから出かけてると思います。これと同じように気をつけて頂ければ『バッテリー切れ』(シフト回数にもよりますが目安としてアルテDi2で600~700km位が走行距離の目安のようです。)のトラブルは起きにくくなるのではと思います。(ちなみにご存じのとおり、私自身はよく電化製品の『バッテリー切れ』を起こすのでヤバいですね…あと、遠征とかでバッテリーを忘れそうなので『貴方がね!』と言う話なのですが…)
『サイクリング中に断線したら…』 コードの中身は目視で確認できないため、『変速機』が動かなくなった際に『断線』が原因なのか『その他の要因』なのかをサイクリングの途中に判断するのは困難ですが(自宅や店舗であればオプションパーツ&ソフトを使って『故障個所』の特定はある程度可能。) ただ、この話は『サイクリング中にワイヤー切れ』でもやっぱり大変です。その心配のためにワイヤーを持っていく方もほとんどいないでしょうから『ワイヤー式』と同じリスクと考えていただければいいのではないでしょうか(もちろん、ルートの途中に自転車屋さんがあれば『ワイヤー式』の方が修理できる確率は断然高いです。)
『バッテリーの寿命がきてバッテリーの持ちが悪くなったら…』 こちらも『デジカメ・携帯電話』と同じような気がします。申し訳ないですが『バッテリーを買い替えましょう…』と言う結論になります。ただ、そこは『シマノ』なので、購入して1、2年で『そのバッテリーは廃番になりました』とは言わないと思いますよ。
と、まあ我ながら導入するのにかなり時間がかかりましたが、電動コンポは『予算が許されるなら交換して損はないパーツ』と言うの私の感想でした。
しかし、2013モデルは各社『2013モデルのアルテDi2仕様』の完成車がかなりお買い得な価格設定になっていますし、2014か2015モデルで『11速電動アルテ』が販売された際には『どうせ、11速化するとコンポ全部買い替えだし、デュラはあれだけどアルテなら電動も視野に…』と言う方も少なくなさそうですし、ここ1,2年で一気に電動コンポユーザーがかなり増えそうな予感がしますね~