富士山型サイクルラック

本日、台風でお店はお休みですが…ブログは自宅で更新です。

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栄村でお世話になった『師匠』のテントサイトの前に設置されていたこの『サイクルラック』。てっきり栄村スキー場に設置されている『サイクルラック』だと思っていたのですが翌朝、『師匠』と一緒に参加された方が持参して設置した『サイクルラック』だと判明…そうとも知らずお店のみんなで使用していました…。
こちらのサイクルラック、静岡県東部地域スポーツ産業振興協議会がサイクルラックコンテストを開催し、そこで最優秀賞を受賞したデザインを富士市が、富士ひのき加工協同組合や静岡県東部地域スポーツ産業振興協議会等との連携し、富士ひのきを使用した富士山型のサイクルラックとのことです。くわしくは…どこに問い合わせなのかな…聞いていませんでした。w
『バイクラック』の上にあるのは『ヘルメットホルダー』です。
そして、この『バイクラック』 『持参して設置した』と書いたとおり、折り畳んで持ち運び(重量は持ち運べる重量ではありませんがw)が可能です。

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まず、上のヘルメットフォルダーを抜き…

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『傘』をたたむ様に『サイクルラック』を中央を折り畳みます。

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あとはみんなで抱えて…写真のとおり男性が7人くらいで運ぶくらいの重さです。ここが難点と言えば難点…

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あとは車に積めば終わりです。サイクルイベント主催者の方やお店に大きな駐車場を持つショップの方おひとついかがですか?w








今ならあります。w

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BR-PEO500X1 ブレーキブロック(シマノタイプ) [ シャマル ミレ・フルクラムレーシングゼロナイト専用(4ケ/セット) ¥5,242(税込)

某通販サイト『wixxxx』で大人気のホイール シャマルミレ! w の専用ブレーキパッドです。いつみても在庫する気はないのか日本の代理店はいつも欠品中のこちらの商品。 今回は注文をいれてだいたい2か月くらいで入荷してきました。今なら在庫1個だけ残っていますよ!(^^♪
ちなみに『レーゼロナイト』と『シャマルミレ』両方とも使用している方がいらっしゃるのですが、パッドの消耗具合を見ていると『リム』が強くなった分、『ナイト』も『ミレ』もパッドの消耗度は通常のアルミリムよりも早いです。(ほぼドライコンディションで使用。) 使用している方は大きな自転車イベントの前には『パッドの消耗具合』をチェックをしたほうがいいかもしれませんね。








夏休み企画 W氏のイタリア旅行記 総集編 最終回

昨日はあと2回…と書きましたが。全行程2830km。52日間の旅も今日で完結です!『1/6の夢旅人2002』を頭に響かせながら…続きをどうぞ!

最終夜 ふたたび海へ~帰国!

今日は、アックイ テルメからさらに南下して、リグリア海へ出ました。
海は東海岸(アドリア海)以来なので、けっこう久しぶりです。
海に出るまでは山越えになると覚悟していたのですが、思ったほど登りはきつく
ありませんでした。
のどかな風景(写真)が続き、とても走りやすかったです。

山越えも終わり、海まではずっと下りっぱなしです。
そして、海に出た途端、今までの静けさとはうってかわって、町の喧騒に包まれ、その
あまりのギャップに驚きました。
交通量もかなり多く、走るのにかなり神経を使います。しばらく交通量の少ない道を
走っていたので、心の準備がすぐにはできません。
Genovaの西、Savonaという街の近くに出たのですが、このあたりは大きな港で、トラックが非常に多く、かなり怖いです。
港には、写真のような豪華客船も停泊していました。

車に注意しながらしばらく走ると、港のある地域は終わり、
今度は砂浜が現れ、フランスまで続く大リゾート地帯になります。
東海岸の方もかなり規模の大きなリゾートだと思いましたが、こちらは
はっきりいって桁が違います。まさに皆さんの想像する、イタリア、フランスの浜辺のリゾートです。いったい何キロぐらい続いているのか良く分かりません。
写真では分かりにくいかもしれませんが、延々と砂浜が続き、路上には、海水浴客の車が列をなしています。

今日の目的地、Finale Ligureに何とか到着し、早速ホテルを探したのですが、2軒連続で満室でした。
延々と連なる駐車車両を思い出し、また野宿かとちょっとあせりましたが、幸い2軒目のホテルの方に、空きのあるホテルを紹介していただくことができました。
それにしても、平日だというのにこの混雑ぶりはいったいどういうことなのかと不思議に思います。いくらバカンスシーズンだとはいえ、こんなに沢山の人が休みを取れるものなのでしょうか。よく分かりません。
都合の良いことに、紹介していただいたホテルは、バイカー(主にMTBが中心のようです)がよく利用する宿のようで、自転車専用のガレージ(写真)がありました。トレイルランのツアーなどもやっているようです。
ITALY BIKE HOTELSというサイトがあって、このホテルも登録されています。
かなり小さめですが、中庭にプールもあったので、こちらに来て初めて泳いでみました。暑い中を走った後なので、とても気持ちが良かったです。

夕食は、テイクアウトのもので簡単に済ませようと思ったのですが、まわりにあまり店がなかったので、開いていたトラットリアに入ってみました。
トラットリアで食事をするのは初めてです。
リストランテとの違いは・・・
よく分かりません。
海の幸を使ったニョッキなどを食べたのですが、さすがに海辺だけあってなかなかおいしかったです。
写真は、トラットリアの陽気な料理人(オーナー?)と一緒に。
最後にリモンチェッロ(レモンのリキュール)を一杯サービスしてくれました。

今日は、サンレモ音楽祭などで知られるサンレモまで走りました。
海岸は相変わらず続くビーチです。
写真は昼休みのときに撮ったものです(サンレモよりは東です)。

サンレモは、音楽祭が開かれるくらいなので、かなり大きな街かと思っていたのですが、
それほど大きいという感じはしませんでした。
写真は、カジノの建物です。

今日は走らず、サンレモを拠点に帰国の準備です。
自転車での走行は、残すところあと1日だけとなったのですが、帰国便の日程を前倒し
しなくてはなりません。
ホテルから航空会社のカウンターに電話してみたのですが、話し中で全然つながらず、
受付専用のコールセンターは、はじめの自動音声ガイダンスのイタリア語で挫折。
こうなったら空港のカウンターへ直接出向くのが一番ということになりました。
イタリアではまだ電車に乗っていなかったので、電車でフランスのニース(最終目的地です)まで、下見も兼ねて行ってみることにしました。
所要時間は1時間ほどなのですが、イタリア、モナコ、フランスと3ヶ国を走ることになるので、ちょっと得した気分です。
写真は、サンレモ駅の外観です。


サンレモは海の近くまで山が迫っているので、駅は山をくりぬいて作られています。
地下鉄ではありません。


電車の中はこんな感じです。


イタリア、フランス国境で乗換えが必要です(特急などの場合は不要です)。
写真は、イタリアから乗ってきた電車です。


乗り換えた電車には、二階建て車両があったので、乗ってみました。

このような景色が続きます。
国境を越え、フランスの駅で乗ってきた人達は、当然のことながらフランス語をしゃべります。電車の中は一瞬でフランス一色。顔つきもイタリア人とは明らかに違います。
あまりの変化の早さについてゆけません。
国をまたぐ電車ならではのことで、とても面白いです。

ニース駅に到着し、ここからは直通バスで空港へ向かいます。
所要時間は20分ほどです。
すんなり到着するかと思ったのですが、降りる時になって、空港にはターミナル1とターミナル2があることが判明。国内線、国際線という区分ではないようで、どちらで降りたらよいのかよく分かりません。
とりあえずターミナル1で降りて、インフォメーションカウンターで尋ねると、航空会社によって分かれているとのこと。
我々が乗るのはアリタリア航空で、ターミナル2だったので、改めてそちらへ向かいます。
アリタリアのカウンターを見つけて、帰国便の変更手続きをします。
幸い空きがあり、希望通りの変更ができました。
それにしても、今日下見をしておいてよかったとつくづく思いました。
帰国当日に、大きな荷物を抱えてターミナル間を右往左往する羽目にならずにすみました。
写真は、ニース駅の外観です。

空港での用事を済ませ、再びニース駅へ戻ります。
そして、駅前のバスターミナルにできるだけ近いホテルを選んで予約を入れました。
これでニースでの用事も終わったので、電車でサンレモまで帰ります。
あと、残るはお土産の購入だけですが、サンレモにはあまり良いものがなかったので、乗換駅でもある、国境の町Ventimigliaで一度降りて探すことにしました。
古い町だとは聞いていたのですが、実際に降りてみると、活気があってとても感じの良い町でした。
なんとかお土産の調達も済み、サンレモの宿へ帰る頃にはすでに夕方でした。
なんだか走っている日よりも忙しい一日でした。
写真は、ニース駅のホームの様子です。

今日はいよいよ走行最終日です。
まずはフランスへ入り、途中モナコ公国を通って、再びフランスのニースを目指します。
写真はフランス国境の様子です。
検問はありません。

この旅行最後の7ヶ国目、モナコ公国へ突入です。
国境がうまくみつからず、いつの間にかモナコへ入っていました。
ただ素通りするのもなんなので、記念にお昼ご飯を食べました。

写真をもう一枚。

出る時は国境をみつけられました。

昨日は電車で訪れたニースへ、今度は自転車で改めて入ります。
写真は、ニースの街角の様子です。
とてもきれいで雰囲気の良い街です。

今回の旅行のゴール地点、ニース駅へ無事辿り着きました!
明日27日の飛行機で帰国予定です。

6月28日、全てのの旅程を終えて、無事に帰国することができました。
総走行距離2,830km、52日間の旅行でした。
途中、小さなものから大きなものまでいろいろとトラブルもありましたが、こうして無事に帰国できたのは、あしびなさんをはじめとして、ひとえに沢山の方のサポートのおかげだと思います。
本当にありがとうございました。
2ヶ月近く走ってみて、イタリアという国の良い所(素晴らしい文化遺産やおいしいジェラートなどなど)もそうでないところ(隣国との格差など)もいろいろと垣間見ることができた気がします。
自転車という手段を選んだことで苦労もありましたが、それを補って余りあるほど、得られたものも多かった旅でした。
最後に、期間中このサイトをご覧いただいていた皆さん、長い間お付き合いいただきどうもありがとうございました。
Grazie mille !
Arrivederci !
母よりのご挨拶
頭より体の方が先に反応してしまう、まったくアバウトな母親と、石橋をたたいて尚、まだ他に方法があるのでは・・・と考えているような息子との52日間の旅でした。
パンク3回、スポーク折れ2回、クイックレリーズレバー破損等、自転車トラブルはすべて私!(テクニックの相違?)自転車の奥深さも知りました。
強烈な太陽とともに、お世話になった方々のお顔が浮かびます(サイクルジャージに身を包んだイタリアのサイクリストのおじ様方もステキでした!)。感謝、感謝の思いでいっぱいです。

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以上で『W氏の自転車旅行記 総集編』 完結です。過去記事を写しているとはいえ改めて読み直すと旅行記もそうなのですがオープン当初のころを思い出しました。 お店をあけて8年目くらいになりますが、とりあえずあと2年の創業10年くらいまではがんばりたいと思います。w
そういえばW氏、20代でアメリカ大陸をツーリング。30代ヨーロッパ大陸をツーリング。なのでお仕事の立場上無理だとは思いますが…40代はアフリカ大陸…はさすがに厳しいと思いますので『アジア』か『オーストラリア』あたりのツーリング日記を勝手に期待しています。w









GIANT SLR1 AERO WHEEL SYSTEM 試乗できます。

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2016 GIANT SLR1 AERO WHEEL SYSTEM  FRONT ¥84,240(税込) REAR ¥97,200(税込)
重量:前後1700g リム幅23mm 専用チューブレスリムテープ付属

『2016 GIATN SLR0 WHEEL SYSTEM』に続き、『GIANT WHEEL SYSYTEM』のエアロホイール『SLR1 AERO WHEEL SYSYTEM』も試乗が可能になっております。

もちろん、自分でもお試し中です。とは言え今のところ『栄村ぐるっと1周』と『荒サイ』をちょろちょろぐらいなのでエアロで肝心な『平坦』での感想がいまいち書けません。今のところ『向かい風』区間は楽かな~というぐらいです。
ですが…『戦闘的なルックスのディープホイール!』と『エアロホイール独特の風切り音!』そして、『爆音系フリーのラチェット音!』『あなたのやる気!』を満足させてくれるのは間違いありません!このホイールが、『飽きてつまらなくなったいつもの荒サイ』『楽しい荒サイ』に戻してくれるはず!です!w

話は変わって、エアロホイールで次に気になるであろう『上り』性能に関してですが、『栄村ぐっると1周』と言うサイクリングイベントで獲得標高約2500UPを走ってきたのである程度は試せたのではないかと思います。(ドライコンディションです。)
使用する前はエアロホイールの場合、重量がかさむため『上り』が辛くなるのではないかと思いながらの走り始めましたが。走ってみると漕ぎ出しはやはり重いものの、ホイールが回転してしまえば『辛い…』と言うほど重くは感じませんでした。また、緩斜面に関しては速度の維持は普通のホイールに比べると維持はしやすいような気がします。
『激坂』に関してもローギアに『32T(通称乙女ギア)』と言う秘密兵器を入れているおかげがクルクル回せば進んでいくためそこまで『苦』にはなりませんでした。
ブレーキ性能にかんしても『SLR0』の時と同じくカーボンホイールの制動力ではありますが慣れてしまえば普通に下ることができました。

やはり重たいので『ヒルクライムレース』には向いてはいませんが今回使ってみて思ったのが 『エアロホイール』+『32T』の組み合わせと言うのはタイムを競わない『ロングライドイベント』に案外向いているのではないか…と言うこと。『平坦・下り』では『エアロホイール』の特性を利用して足をなるべく使わないようにし、『上り』は『32T』の特性を使い『軽いギアでクルクル走法』で走ってみると今までより楽して走れるのでは??と考え中です。ちょっと先ですが平坦も上りも下りもある『南魚沼』のサイクリングで試してみたいと思います。

現在は11速 11-28Tのスプロケットが装備されています。10速の方でも少しお時間を頂ければスプロケ交換(無料)をしての試乗も可能です。
試乗の際は身分証明書をお預かりさて頂きます。また、『SLR0』と同じく荒サイなどで1時間以上の試乗も可能です。ご相談頂ければと思います。








夏休み企画 W氏のイタリア旅行記 総集編7

昨日は台風一過ですごい猛暑でしたね…。昨日はこどもてんちょうが見たいと言っていた映画『アイカツスターズ』に付き合ったあとクーラーのきいた家で昼寝と外に出ない一日を過ごしました。w
『日記』もイタリアを縦断したのでもう終わりかと思いましたが…改めて記事数を見るとまだまだ2日間ぐらいは余裕でできるくらいの記事数がありました(^^;)。 それでは、続きをどうぞ…

第10家 ちょっとだけスイスへ~アックイ テルメで温泉

イタリアのコモから国境を越えて、スイスのChiassoという町へ入ります。
イタリア、スイス間には検問があります。
検問とはいっても、スタンプもなしで(これが後でちょっとだけ問題になります)、ほとんどフリーパスでした。

スイスに入って驚いたのがイタリアとの違いの大きさです。
国境をまたいだだけなのに、建物も通りも整然と整っています。イタリアの、良くも悪くも雑然とした感じが全くありません。ゴミもほとんど落ちておらず、清掃が行き届いています。
BARに入って食事をしたのですが、そもそもこの時間(午後1時半から4時ぐらい)はイタリアではお店がほとんど閉まってしまいます。食事ができるだけでも、やはり違う国なんだな、と感じました。
そして、お店のメニューの金額表示もユーロではありませんでした(ユーロを使うことはできました)。
スイスの町で無事に食事もできたので、イタリアへ戻ります。
しかし、通ったのがかなりマイナーな道で、国境の検問が(財務警察の)国境警備隊の管轄だったのが問題でした。
パスポートを見せた際、スイスのスタンプが押されていなかったため、いろいろ質問された挙句、ここは通せないから別の検問所を通ってくれ、と言われてしまいました。
2kmほど離れたところにある別の検問所は警察の管轄なので、そちらなら問題ないだろうとのこと。
結局、少し余計に走らされましたが、警察の検問はすんなりと通れ、無事イタリアへ戻れました。
写真は、スイスのChiassoの町並みです。

スイス国境を目指して北上した際は、一度迂回したミラノを訪れました。
やはり大都市だけあって、町へ入るのに苦労しましたが、何とかホテルまで辿り着きました。
一休みして、早速観光へ出かけます。
写真は、ミラノの中心にある教会で、一番の名所です(前を覆っている看板がちょっと邪魔です)。

教会前の広場を、教会側から見た様子です。

ミラノ中心部の町並みです。

ミラノの中央駅です。
ローマと違って、どういうわけかあまり活気がないように見えました。

今日は、ミラノを発って、少しだけ南のBinascoという町まで走りました。
写真は、ミラノを流れる運河の様子です。

今日は、何十キロにもわたって続く水田の中をひたすら南下し、
Alessandriaという街まで走りました。
道も平らでまっすぐです。
写真だけ見るとイタリアなんだかどこなんだか分かりません。

ちょうどAlessandriaの町では、馬術の競技会(だと思います)が行われていました。
会場はなんと町のほぼ中心にある広場!
こんなところに会場を作ってしまうあたり、さすがイタリアだと思いました。
写真は、競技の様子です。

会場はこんな感じです。

今日は、アックイ テルメという町まで走りました。
ここは、古代ローマ時代からの温泉地です。
宿に荷物を置いて早速温泉へ向かいます。
温泉とはいっても、日本のものとは違い、療養の性格が強いものです。
見た目は完全に普通の屋内プールで、お湯の温度も人肌程度。
当然、水着と水泳キャップ着用です。
プールの深さはちょっと深めなので、泳いだり、浮き具につかまってぷかぷかと
浮いたりしてしばらくぼーっとしていました。
なかなか気持ちよかったです。
母の足にも良かったのではないかと思います。
写真は、町の中心にある、温泉の湧き出し口です。お湯の温度はなんと約75度も
あるそうです。

アウグストゥス帝時代のローマ水道遺跡が残っています。

温泉施設のある建物(ここだけではありません)。
入浴だけでなく、エステなど多彩なメニューがあります。

冷たい源泉もあり(75度の方とは別物だと思います。)、汲んで飲むことができます。
しょっぱくて、温泉卵のような味です。
近くに、この冷泉を使った屋外プールもあって、とてもにぎわっていました。









夏休み企画 W氏のイタリア旅行記 総集編6

改めにやると『コピーペー』とは言えなかなかのボリュームですね…w では続きです。

第9夜 Viterbo ~ イタリア縦断達成!

昨日はViterboという古い町に泊まりました。
周りは城壁で囲まれ、中は細い路地が複雑に入り組んでいます。
特に旧市街は趣があります。

ホテルを探しているうちに、なりゆきでViterbo旧市街のB & B(ベッド & ブレックファースト)に泊まることになりました。イタリアに来てから、B & Bに泊まるのは初めてです。
中を見せてもらうと、昔は貴族かなにかの家だったらしく、調度は全てアンティーク。ちょっとした邸宅でビックリです。
贅沢な雰囲気を満喫することができました。
日本にはあまり知られていないようなところにも、歴史の古さを感じさせる町がそこここにあるあたり、イタリアはまだまだ奥が深いなと思いました。
写真は部屋の様子です(泊まったのとは別の部屋です)。

今日はTodiという町まで走りました。ペルージャから40kmほど南の町です。
ここも昨日と同じような、城壁を持った町です。
写真は、途中に通過したOrvietoという町です。Viterboよりもさらに立派なたたずまいです。
イタリア暮らしもほぼ一ヶ月、走行距離も1,500kmを越えました。
もうひと頑張りといったところです。

昨日は、サッカーの中田で一躍有名になったペルージャを越えて、さらに北上するつもりでしたが、なんとその道が自転車通行不可なことが判明!
ペルージャどころか北上すらできなくなり、路上で慌てて新ルートを検討しました。
東へ向かい、一気に海まで出ることに決定。
走り始めましたが、やはり自動車専用道に阻まれ苦戦。
結局、予定より手前のFolignoという町に早々に宿を取りました。
上手く行かない日はジタバタせず、早めに寝るに限ります。
写真は買い出しに行ったスーパーの様子です。

今日も、計画変更のつじつまを合わせるべく東へ走ります。
お昼前あたりから、雨が降りはじめました。
こちらへ来てからほとんど雨には降られなかったので、本格的な雨は、実質今日が初めてです。
こんな時にいつも思うのが、ゴアテックスの雨具で良かった、ということです。
おかげで、かなり快適に走ることが出来ました。
目的地に着く前には雨も上がり、今日も無事走り切ることが出来ました。
海まではあと少しです。
写真は、出発地点のすぐ近くの広場に集まっていた、自転車乗りのグループと一緒に撮ったものです。

とうとう海に出ました。
なんだかんだでイタリアを横断してしまったことになります。
今日もマイナーな道を繋ぐのに苦労しましたが、なんとか無事終了です。
写真は、海に出て少し走った辺りです。

今回の旅行4ヵ国目のサン マリノに突入です。
それにしても、高い所に砦を作ったものです(写真)。

イタリアでは普通、町は夜の8時頃から賑わいます。
ところが、ここサン マリノでは8時には通りから人影が消えます。
久しぶりにちゃんとした食事をしようと思っていたのですが、開いているレストランを探すのにも苦労する始末です。
なんとかレストランを見つけ、しっかりと食事をすることはできたのですが、とても不思議です。
ウェイターに聞いても、今日は特に特別な日では無いと言います。
本当に謎です。
どなたかご存知の方、教えて下さい。
写真は、人影の無い、静かな街角です。
ところで、秋葉原は大変なことになっているみたいですね。
こちらのテレビでも報道されています。

今日はサン マリノ観光です。
サン マリノは標高そのものは700m強と、それほど高くはないのですが、周りに高い山がないので、まさに360度の大パノラマが広がり、眺めは最高です(そのかわり、登りはなかなか厳しくて、ちょっとした山岳といった感じです)。
町並みも、断崖に立つ砦も素晴らしく、訪れる価値有りです。
写真は、第二の砦から見た第一の砦です。

今日はエミリア街道に乗り、Faenzaという町まで走りました。
昨日、サン マリノでブレーキ交換をしたおかげで、自転車の調子も上々です。
イタリアは、一つひとつの町の作りがそれぞれ違って、その度に戸惑います。
今日は、どういう訳か、三ツ星以下のホテルが見つからず、仕方なく四ツ星のところにしました。
もちろん、値切って安くしてもらいましたが(20ユーロぐらいは簡単に下がります)、それでもそこそこ値は張ります。
これでインターネット接ができれば良いのですが、残念ながら無線接続は準備中とのこと。
不必要に贅沢です。
ただその分、部屋は非常にきれいなので、まあ良しとします。
写真は、Faenzaの街角です。

母の自転車、またスポーク折れです。僕の自転車はここまで全くのノートラブルなだけに不思議です。
やはり値段の差が出るのでしょうか?
今日の目的地の変更も覚悟したのですが、すぐ近くに自転車屋さんがあることが判明。
うちの母、運が良いんだか悪いんだか相変わらずよくわかりません。
早速、自転車屋さんへ急行です。
修理にかかる時間によっては、この町に泊まることになってもやむを得ないなと思ったのですが、なんと、ものの15分程で修理完了。
値段もたったの6ユーロ!
さすがに驚きました。
おかげであまりタイムロスをせずに済みました。
それからはそこそこ順調に走れたのですが、目的地のModenaに着く直前に、かなり激しい雨が降りだしました。
急いで雨用装備を装着します。
ほどなくして町に着くと、選り好みしている余裕はあまりなかったので、目についたホテルにチェックインしました。
写真は、修理をお願いした自転車屋さんの前での一枚です。

今日は、自動車専用道に阻まれ(ここのところ毎日のようにです)、昨日泊まったModenaの町を出るのにかなり時間をくいました。
午前中は雨でしたが、お昼過ぎには止みました。
かなり大きな都市、パルマを抜け、Fidenzaという町まで走りました。
写真はホテルの窓から見た町の風景です。
時間はなんと夜の9時!
まだこんなに明るいんです。

今日もお昼過ぎから雨が降り始め、その後も降ったり止んだりでした。
イタリア南部ではほとんど雨に降られることはなかったのですが、北部は雨の日が多いようです。
引き続きエミリア街道を走り、目的地のLodiに着く数キロ手前で、母の自転車の後輪がパンク!
雨の中を走ると、どうしてもパンクする確率は高くなります。
幸い、今日は走る距離が短かったので、修理をしても到着時間はそんなに遅くならずに済みました。
写真は、Lodiの町の中央広場です。
教会があって、その前に、建物で取り囲まれた長方形の大きな広場があるという町の作りは、今までと明らかに違うな、と思いました(観光ガイドで見たヴェネツィアの広場のイメージに近いです)。

今日も天気は相変わらず悪いままです。
ミラノを迂回してコモ湖を目指します。
目的地のErbaまであと3キロの下り坂で、母が道路の段差にタイヤを取られて転倒!
先行していた僕は、慌てて引き返しました。
運良く、打ち身以外は特に怪我はなく、自転車にも問題はありませんでした。
ただ、雨具の膝の部分が見事に破れてしまいました。
写真はその様子です。

母は、昨日転んで打った足がやはり痛いようなので、大事をとってもう一泊します。
今日はコモ湖近くの峠に立つ、マドンナ・デル・ギザッロ教会(サイクリストの教会として有名なところです)を目指す予定でしたが、さすがに今の状態では母が峠を登り降りするのは厳しそうです。
やむなく僕一人で峠にチャレンジすることにしました。
母はホテルで休養です。
伝統のレース、ジロ・デ・ロンバルディアでも通過するこの峠ですが、実際に走ってみたところ、登りはそんなにきつくないです。
ただ、朝から降り続く雨の中を一人で行くのはかなり侘しく、一体何のために走っているのだろう、などと考えてしまうほどです。
それでも、登り切るころには、幸運なことに雨はほぼ止みました。
雲に隠れてほとんど見えなかった山並みも徐々に見えてきました。
そしてやっと眼下のコモ湖が見渡せました。
峠から眺めるコモ湖はとても美しく、やはり来て良かったな、と思いました。
教会はとてもこじんまりしていて、中にはこれまでの名選手の自転車やジャージなどが飾られていました。
隣に自転車競技博物館もあり、こちらもオススメです(自転車で行くと入場料が1ユーロ安くなります)。
写真はマドンナ・デル・ギザッロ教会です。

教会では、自転車に付けるヘッドバッジなど、ここならではのお土産を買うことができます。
写真は、お土産を売っていただいた、信者のマリオさんと、お孫さん(だと思います)のパトリック君。
博物館の方に連絡を取っていただき、有難いことにわざわざお越しいただきました。
10分ほどでお見えになったので、かなりご近所なのだと思います。
お土産は車に載せてあるのかと思ったのですが、そうではなく、教会の祭壇横の小部屋にストックしてありました。
教会の中に飾ってある自転車についてもいろいろと説明してくれたのですが、僕の語学力不足であまり分かりませんでした。もう少ししっかりとイタリア語を勉強しておけばよかったと思いました。
雨もすっかり止んで、帰りの下り坂は、比較的安全に走ることができました。

母の足の具合は、なんとか大丈夫なようなので、今日は出発することにしました。
コモ湖の湖畔を通ってスイスへ入りました。といっても少し入って戻ってきただけですが。
ある程度上り坂もあったので時間はかかりましたが、無事国境を越え、これでイタリア縦断達成です。
しかし!
帰りの飛行機はフランスのニースからになっているので、まだあと一週間ほど走ります。
写真は、コモ湖畔です。と言うわけで総集編もまだまだ続きますよ!