我が家の脚として保育園の送り迎えから買い物、遊びに行く際の移動手段としてフル稼働している『BRIDGESTONE bikke2b(現bikke MOB b)』ですが購入してから約2年くらい経ちました。そこで、使用した感想を箇条書きで書きたいと思います。
とりあえず、前後に子供を乗車させても安定感はよく、かつカゴも使用できて(子供を前後に乗車させるタイプでこれはかなりポイント高いです。ちなみに現行モデルは写真よりも大きなカゴに変更されています。)、なぜかパンクも一度もなく使用できていて不満はまったくありません。
1.購入当初感じていた『モッサリ』感はある程度使用すると気にならなくなりました。低速時の安定感に関しても小径ホイールと長めのホイールベースにより前後に子供を乗せた状態でも安心して走ることができます。
2.アシストがない『bikke2b(現bikke MOB b)』のため、やはり前後子供を乗車した状態からの発進はペダルが重く、日常使用でのギアはいつも『軽』にしてちょうどいい感じです。このため、長い坂道の『上り』は女性にはちょっと厳しいかもしれませんね。(参考に言うと西日暮里駅から田端台公園までの線路沿いの長めの坂道は私でかなりギリギリな感じで上ってます。)お店付近の文京区であれば『アシスト』は必須そうです。
3.旋回性能は普通の自転車に比べるとやや落ち、普通の曲がる分にはあまり気にならないのですが、駐輪場などで他の駐輪してある自転車のスキマをぬいながら押して移動させるのはそこそこ大変です。また、Uターンもなかなか大変。大きめの旋回範囲が必要です。かならず後方確認をしてからUターンしましょう。(奥様は前後子供を乗車した状態での旋回は、一度自転車から降りて大型スクーターを旋回させるような感じで気合をいれてUターンしてます。まあ、自転車+子供二人で50kg近い重量、かつ自転車の全長も『長め』なのでしょうがないかな(^^;))ただし、これは『3人乗り対応車タイプ』であればどれも同じだとは思います。
4.駐輪場でレールタイプの場合、上の段への収納は車重や自転車のバランス的に無理です。下の段でもホイールやチャイルドシートへの傷、ダメージを考えるとあまりお勧めできません。(実際にリムを曲げた方がいらっしゃいました。)
5. 昔の記事にも書いたのですが完成車でチャイルドシート付を購入しても『チャイルドシートクッション』は別売りです。※限定版モデルは付いてきます。 たしかにカタログには小さく『チャイルドシートクションは別売りです。』とは記載されていますが、販売する方からすると『もっと大きく書いてくれ~お客様気付かないよ~。一般的には『子供乗せ』を購入すればクッションは装備されていると思ってるってばよ!』とぶつぶつ言いたい感じです。(^^;)
ちなみに『bikke2e(現bikke MOB e)』のチャイルドシート付(限定版以外)で前後チャイルドシート取り付けた場合、フロントチャイルドシートの代金¥12,980(税抜)+前後のチャイルドシートクッション代金¥10,120(税抜)の計¥23,100(税抜)の費用が発生します。また、我が家のように『アシストいらない!』と『bikke2b(現bikke MOB b)』にすると、なんとチャイルドシート付のモデルがないため、前後チャイルドシート&チャイルドクッション代金¥37,524(税抜)が発生し、計¥88,324(税抜)とけっして『アシストなしだから安くすんだぜ!』と言う感じにはなりません。w
6.重要! これも過去の記事で書きましたが前ブレーキに使用されている『スマートコントロールブレーキ』ですが軽い力でたしかな制動力を発揮していくれます。初めて使った時は『これはすごい』と思いました。ただし、ブレーキシューの摩耗具合が一定のところになると途端に『効き』が悪くなります。しかも、『ブレーキワイヤーの引きシロ調整』でいくら『タイトなブレーキの引きシロ』にしても『効き』が悪い状態のままです。おそらく、ブレーキの構造上からくる現象だと思います。また、そのまま『効かない状態』で長い間使用するとブレーキが破損したりする可能性もあります。(実際に1件ありました。)とは言え、ちゃんとブレーキパッドを交換すると元の『効き』に戻ります。『最近、前ブレーキ効かないな~』と思ったら『ブレーキパッド』は早めに交換しましょう。
7.フロントチャイルドシートに子供を乗車させた状態での運転者とチャイルドシートの『脚のクリアランス』ですが身長160cmくらいまでならまず気にならないようです。(奥様の身長がそれくらいなので)170cmくらいからはフロントチャイルドシートにやや足は接触してしまうため『ややガニマタ』でペダルをこぐことになります。身長が180cmくらいになってしまうと完全に『ガニマタ』になるかも…
視界に関しては自己責任的な話になりますが規定以上の100cmくらいの下の子を載せた状態でも視界を遮る事はありません。
8.最後に自転車屋さんとしては『大丈夫です!』とは書けませんが、どの家庭でもあると思いますがどうしようもなく前後のチャイルドシートに後ろに小学生になった子を乗せ、前に年少さんくらいの子を乗せるいうメーカー規定値外(ワランティ適用外ともいいますが…)と言う状態…結論からいうとできちゃいます。(^^;) 『7』でも書きましたが視界も特に遮られることはありません。
ただし、やってみてわかったのが『メーカーの規定数値』はおそらく専用チャイルドシートの『ヘッドレスト部分でちゃんと子供の頭部を守れる範囲』のようです。それ以上の身長になってしまうと(上記のような乗せ方)チャイルドシートのヘッドレストよりも頭部が出てしまい『転倒時』にチャイルドシートが頭部へのダメージを吸収してくれる役割をしてくれなくなります。(また、ビッケの専用チャイルドシートのヘッド部分はやや低めです。)このことから、もしもの事を考えるとやはりメーカー規定値内で子供を乗車させることは大事ですね。
以上が使用していて思ったことです。ご購入の際のご参考にしていただければ幸いです。