悪い先輩サイクリストに騙されないために!(笑) 2(ルートで確認しておきたいポイント)

獲得標高

グーグル先生で『獲得標高』について調べていたところ、「自転車界隈」で言う『獲得標高』とは『累積標高(上った高さの合計)』を意味している事が多く(本来は『獲得標高』=『ルート上の最高地点』-『スタート地点の標高』のため「累計標高」とは誤差がでてきます。)
このため、今回は『累積標高(上った高さの合計)』として話をしたいと思います。(文章は『獲得標高』と記載します。)

まず、『獲得標高』の基本的な考え方として

『獲得標高が多い』 ⇒ 『疲労度が高めコース』
『獲得標高が少ない』 ⇒ 『疲労度が低めなコース』

と考えていいでしょう。次に『走行距離』と同じように当店で行っている『サイクリング』での『獲得標高の考え方』を書いてみたいと思います。

獲得標高0m~200mぐらい 日曜日に行っている『朝サイクリング』や『1日ロードサイクリング』の荒サイや街中を走るルートの『うどん屋さんサイクリング』とか『パン屋さんサイクリング』がこのくらいの「獲得標高」です。イメージとしては『行程の中で時々『坂』が出てくる』程度。もしくは一か所『丘』ぐらいの坂道があると言う感じです。もちろん『走行距離』によって辛さが変わりますが、『獲得標高」の値としては初心者の方でも対応可能な数値だと思います。

獲得標高200m~500mぐらい 『一日ロードサイクリング』では『奥多摩ビールサイクリング』や『那須サイクリング(1日目で遠回りしちゃったグループ)』になります。イメージとしては『行程の途中で1つ峠(5~6kmぐらい。初心者であれば40~50分かかる道のり?)がある」『平坦サイクリングと見せかけてアップダウンがちょこちょこある』のイメージです。
こちらも初心者の方でも対応可能な数値だと思いますが『走行距離」や『同行者のペース』によってはけっこうきつくなる事態がおきます。

獲得標高600m~1000mぐらい 『1日ロードサイクリング』では『小川町初心者向け峠サイクリング(獲得標高約910m)』、『武蔵五日市駅~風張峠~奥多摩湖~武蔵五日市駅サイクリング(獲得標高約1000mぐらい)』、『お店から自走尾根幹フルコース』になります。イメージとしては『5~6kmくらいの峠を2個ぐらい超える行程』、「15~20kmくらいの長い距離の峠が1つ出てくる行程+丘?』、『走行距離120km超えアップダウンが多い行程」のイメージです。
こちらも初心者の方でも対応可能な数値だと思いますが『走行距離」や『同行者のペース』によってはかなりきつくなる事態がおきます。

獲得標高1100m~1500mぐらい 当店で行った『1日ロードサイクリング』では『オオクスノ木を見に行くサイクリング』『新緑の林道サイクリング』『那須岳サイクリング』になります。
イメージとしては『5~6kmくらいの峠3~4個くらい超える行程』『そこそこの距離の上り(15~20km)の上り+5~6kmの峠1個くらい超える行程』のイメージです。
初心者の方にはなかなかのハードルの獲得標高になりますが…基本的には参加していただいています。結果、走り切っているのでどうにか対応できる獲得標高なのかな??。(^^;)
もちろん。初心者の方が参加される場合は走行距離とのバランス、スケジュールの余裕は考えるようにしています。(距離もよりますが9時間+αは考えています。)

獲得標高1600m~2000mぐらい 当店で行った『1日サイクリング』では『山中湖サイクリング』やイベントで行った『那須ロングライド(ヒルクライム100)』がこのぐらいになります。
イメージとしては『5~6kmくらいの峠4~5個くらい超える行程』『そこそこの距離の峠の上り(15~20km)+5~6kmの峠2個以上を超える行程』のイメージです。
初心者の方でも人によっては走り切れなくもないですが…初心者の方にはかなりつらい経験になる可能性大です。(^^;) 参加される場合は覚悟と準備をして万全の体制で挑みましょう。

獲得標高2000m以上 当店で行った『1日サイクリング』では『松姫峠サイクリング』、イベントで行った『栄村ぐるっと1周サイクリング』『鳥海山麓MTBサイクリング』がこのぐらいになります。イメージですが『上りいっぱい…お腹いっぱい…』です。w 1日中『峠』を走っている感じです…
初心者の方にお店としてはいきなりはおススメはしない感じです。まずは『1000m~1500mUP』を走ってみて余裕がありそうであれば挑戦してみてはいかがでしょうか。

また、この「獲得標高」も『走行距離』の時と同じように『今回走る獲得標高』を『過去にもっとも走った時の獲得標高』と比べてみるのも一つの方法です。

比べてみた結果

『今回の走る獲得標高』が『過去の走る獲得標高』よりも高い場合は『「後半」辛く感じる可能性がある。』

『今回の走る獲得標高』が『過去の走る獲得標高』よりも低い場合は『ある程度の辛さは想定(我慢)できる。もしくは楽に感じる?』

と言う考え方ができますが…

ただし!

今回も上記の参考例や考え方は『走行距離』の時と同じように『地形(斜度(激坂)など)・天候(向かい風など)・一緒に走る人のペース(速い人達と走るなど)』によって上記の理屈は簡単に覆される事が多々あります。(^^;)


つまり今回も『獲得標高が低いから楽』

と思うのもやはり『危険!』と心がけておきましょう。w

とは言え、こちらも『走行距離』の時と同じように「獲得標高」を気にして走らない選択をし続けるといつまで経っても「峠を含むサイクリング」を走れません。(個人差がありますので『獲得標高がたくさんあればいい』と言うわけがなく無理やり走らせるのはNGだど思います。)

これも『走行距離』の時と同じように

・余裕のあるタイムスケジュール
・いざっとなったら『途中離脱(
「輪行」の選択肢を含む)』ができるエスケープルート

の準備をして徐々に挑戦していくといいでしょう。
上記以外にも獲得標高が高めになる『峠』を複数含むサイクリングの場合、平地だけのサイクリングとは違い「サイクリング中の気温の寒暖差」がでてきます。とくにいまの季節『春』「秋』は麓では半袖半パンで大丈夫であっても「峠の頂上」や「峠の下り」で『ウィンドブレーカー忘れてガタガタ震えるほど寒い(店長がよくやるパターン(^^;))』と言う状況もありますので、麓の気温が高めでも油断せずに『アーム・レッグウォーマー、ウィンドブレーカー』等の防寒着を持っていくことをお勧めします。また、「峠」では食べ物・飲み物などが補給できるような店舗が少なるため、事前に補給食等を準備して携帯するか補給可能な店舗を確認しておきましょう。




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