ツールド沖縄 140kmクラスギリ完走記 2



レース当日

九時過ぎには寝たものの夜中に降った雨の音と、緊張のせい?(なにせ、過去、120kmクラス時代130kmクラス時代と全て撃沈してからの10年目くらいの再挑戦。蒲団に入ってからあ~でもないこ~でもないと完走プランとか考えちゃったんですよね…その横で蒲団に入って5分も経たずに寝れるエース様がすごいうらやましかった事か…)で、起きたり、寝たりの繰り返しで気が付くと起床時間の5時… 完全に寝不足モードで名護行の手荷物を預けて朝食を食べた後、140kmクラススタートまでまだ2時間ほどあるので部屋に戻り寝ることを試みるもやはり寝れず…諦めて一緒に参加する友人とTVを見ながらとりあえず関門時間を確認しながらダラダラとした時間を過ごしホテルをチェックアウトしてスタート地点へ向かいます。

到着したスタート地点にはすでに沢山の自転車がスタート順に並ばれており、ダラダラしていた私たちはほぼ最後尾…まあ、あれだけホテルでゆっくりしていたら当たり前ですね
トイレやらなんやして待っているとチャンピオンレースが割と早めにスタート地点を通過していき、これは、スタート時間早くなるか!と期待したものの『140kmのスタートは9:00です!』と期待を裏切るアナウンス…うーん、ほぼタイムスケジュール通りか5分遅れぐらい…完走目的の私にとってはなかなか厳しい戦いになりそうな予感です。
その後、国際ジュニアがスタートしていよいよ自分たちの市民140kmクラスのスタートとなりました。
(データはガーミンVECTORJ使用のSTRAVAを参照しました。正確かどうかはわかりませんw また、『ツールド沖縄HP』に載っているコースマップのルートラボを参照してもらうと高低差とかを参考できると思います。)

スタートから普久川1回目上りまで  区間タイム約32分

とりあえず、スタート後は落車に巻き込まれるのが嫌なために集団の前の方へ行きたいものの、突っ込んでいく度胸はなく、結局真ん中と言うあまり良くないポジションを走りながらとにかく気を付けたいトンネルを通過。今年は路面がぬれていた割にはトンネル落車がなくて良かった良かったと言うところで一回目の普久川の上りへ…
おそらく第2~3集団くらいの位置?で、とりあえずは我慢できる速度だったのでそのままの速度で走り続けます。 当然、1回目の上りなので足はそこまで苦しくはなく、一応周りを見る余裕があり、この後の奥へのアップダウンやその後の平坦区間のため、ある程度人数がまとまっているグループに混じれる事を意識しながら頂上へ(参考データとしては、上り口から一回目のピークまでの区間タイムが18:58、平均267w(4.37w/kg) AV20.4km/時 、補給ポイントでもある普久川ピークまでの区間のタイムは20:49 平均260w(4.26w/kg) AV20.9km/時 でした。出ている出力は1時間耐えられる数値を超えちゃっていますがギリギリ完走したという結果からみると、ここの箇所はがんばって上って集団に残っていたことは正解だったのかな…なんて思っています。

普久川下り~奥~普久川2回目上り口 区間タイム約1時間11分

その後大体同じくらいで上り終わった人達で走り、『奥』にさしかかる前に、私たちよりも先を走っていた20人くらいの集団に追いつき30人くらいの集団が形成されて『100kmクラス』のスタート地点でもある『奥の上り』へ、ここでこの集団からこぼれるかこぼれないかがこの先の平坦区間を左右しそうなので気持ちを切らさずに踏ん張ります。距離がさほど長くはないと言うこともありギリギリ集団に残りながら沖縄唯一と言っていい奥~普久川2回目までの平坦区間へ。(奥上り口~ピークまでの区間タイムが12:05、平均231w(3.78w/kg) AV20.5kg/時 頑張ったつもりだったのですが、いつもの峠サイクリングでなんとなく登っている数値に近いです。だから、この速度を維持できていたのかもしれませんね…周りの人もこの先を見越してある程度余力を残して上っていたのかな? )
やや追い風と言うこともあり時速40km~45kmくらいで集団は走ります。ここで今までの頑張りのせいか早くも足がやばそうだったため、1回目の濃厚電解質パウダー水を投入。どうにか攣らずに二回目の普久川にさしかかります。(区間タイムは15:59 平均157w(2.5w/kg) AV43km/時 いや、追い風と言うこともありますが集団効果ってすごいですね…ほとんど力を使っていないのですが時折、踏み直すところがあったようで何故かここで最大出力数が出ていますw)

普久川2回目上り 区間タイム約26分

2回目普久川は、早くも『売り切れはじめている足』とこの後に一番嫌いな『学校の上り』と呼ばれている箇所があるので『たれないけどがんばらない』と言う微妙な感じの省エネ走法でこなしました。 (データは一回目のピークまでの区間タイムが23:13、平均214w(3.5w/kg) AV16.7km/時 で、補給ポイントでもある普久川ピークまでの区間のタイムは25:25 平均211w(3.45w/kg) AV17.1km/時 『たれない』なんて書きましたが、データをみると『たれてます』ね  ここで1回目と同じくらいに踏ん張れるとまた違った世界が見れるんでしょうが… また、自分の中での完走設定時刻が頂上を『AM11:00』だったのに対して通過時刻が『AM11:10』で『うーん、綱渡りだ…』とも思ったポイントでもあります。)

普久川2回目下り~『学校の上り』~宮城 区間タイム約1時間2分

2回目の上りは周りを見る余裕などなくどうにか補給ポイントで水とスポーツドリンクを補給し、無理しない感じで下っていきます。途中路面が濡れていたと言うこともあり落車している方もいました。
そして、下りを終え、個人的には一番嫌いなコース上の上りに差し掛かった時の事です。ふと見るとフロントホイールから

『ピュー!!!!!』

と 突然パンク防止剤が拭き出まくってます。

走りながら様子を見るもののパンク防止剤の噴水のうような勢いは止まりません…『まじかよ~チューブレスタイヤどこまで持ってくれるかな…』
と後ろを振り向くとそこにはなんと

ニュートラルホイールを積んだ『機材バイク』!!

即、手を挙げ自転車を降りると『機材バイク』が停車!『フロント?リア?』とドライバー。『フロントです。』と言いながら自分のフロントホイールを外し、すかさず用意してくれたフロントホイールに交換が完了。自分でもびっくりするぐらいの早さでしたw
しかし、パンクと言ういやなアクシデントとは言え、なんだかテレビで見ていたような『ロードレース』を体験できてちょっと気分的には得した瞬間でもありました。
その後、ホイールは『CULT化レーシング1&IRCフォーミュラーPRORBCC』から『RS11&たぶんザフィーロ?』と言うなかなかグレードダウンした事は気にせずにいや~な『学校の上り』上りきりましたが足はすでにヤバい状態に。(区間タイムが8:49、平均225w(3.6w/kg) AV12.3km/時 1.8kmくらいしかない上りなんですがすごい足にくるんですよね…)
さらに、アップダウンを繰り返し足は完全売りきり状態…
このまま、単独走ならどう考えても完走は無理ぽそう…とややあきらめムードの中とりあえず足を休めながら下っているとそこに…

140kmクラスの10数名の集団。  コレがきっと完走への最終電車…

と言うことでこの集団に乗れなかったら完走は無理ととにかくついていきます。そして、『宮城』のチェックポイントを通過。(多少アップダウンはがあるので時々300wやら493wやらの数値は出ているもの平均してしまうと119wと足を休めた区間でもあります。それでも13.3kmをAV35km/時 で移動していますのでこの集団に乗れていなかったら完走はできなかったと思います。そして、この『宮城』の完走設定時刻が『AM12:00』だったのに対し通過時刻が『AM12:10』…自分の速度の読みは当たっているものの『綱渡りは続く…』て感じでした。)

3へ続く…

お値段は高いですが普通のプロテインとは吸収速度が全く違います。




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