ブレーキが引けない…

時々「ブレーキレバーが引けなくなってしまったんですが…」とお買物自転車の修理をお持ちいただきます。
理由は様々あるのですが、よくある一例が『ブレーキワイヤーがブレーキレバーの所定の位置に収まっていないため』に起きる現象です。この現象の場合、根本的に直すにはワイヤー交換かブレーキパッド交換などをお勧めしますが(ブレーキワイヤーの錆かブレーキパッドの極度の消耗が原因のほとんどです。)直し方さえ知っていれば出先でも比較的簡単に修理できますので、とりあえず原状回復をして自転車屋さんに持っていきましょう。
では、ブレーキワイヤーが所定の位置に収まっていないとはどういう事かと言うと…

矢印の箇所が問題の箇所です。ブレーキワイヤーがレバーの所定の位置に収まっておらずレバーに引っ掻かています。これではブレーキレバーを握っている事と同じ状態になってしまい、このままではブレーキレバーが引けなくなるのです。

直し方はそんなに難しくはありません。ブレーキワイヤーの先をレバーの反対側に向かってつまんで引っ張り

この写真のように所定の位置にはめれば、とりあえず完了です。ただし、ブレーキワイヤーが錆びたままやブレーキパッドが減っているままでは、同じ状況になる事がありますので、早めにお近くの自転車屋さんに持っていきましょう。
ちなみにスポーツバイクでも同じ状況は起こりえます。

こちらがワイヤーが引っ掻かている状態

こちらが正常な状態
直し方はお買物自転車と同じです。またスポーツバイクの場合はフレームのブレーキ受けの箇所で今回の事例が起きる事もあります。





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