ネットで『変速機 調整』で検索した結果、持ち込まれる修理の理由がわかったような気がしました。


先日、『変速機』の記事を書くためにグーグル先生に『変速機 調整』で検索をかけ検索結果の記事をトップからいくつか読んだのですが、その結果、時々いらっしゃる『変速調整していたらわけがわからなくなっちゃった…』と言うお客様がなぜそうなるのかの理由がちょっと判明…。どうやらどの記事を読んでも…

『変速機のトップとローのネジを調整する』(写真の矢印のネジ)ところから変速調整の方法が記載されている…

たしかに変速機を調整する手順としては変速機の『H』と『L』のネジを『締めこむ』または『緩める』と言う作業を行い、『後変速機のガイドプーリーと前変速機のはね』の『トップ』と『ロー』を正しい位置にするところから始める事が正規の手順です。

が、しかし!

あくまでも、個人の経験からの感想なんですが『納品されたばかりの自転車で変速が上手くいかない場合』であればそこからの調整になりますが、数か月以上使用している自転車の『変速不良』の場合。ガイドプーリーのトップとローの位置』もありますが

『ワイヤーの伸び』
『ワイヤーの劣化』
『ディレーラーハンガーの変形』

が原因で『変速不良』が起きる事が多いと感じています。このため『100%ない』とは言い切れないですが、基本的には『H』と『L』のネジでの変速調整はせずに『アジャスティングボルト』での変速調整(くわしくはを読んでください。)をとりあえずしてみる方が無難です。(『ディレーラーハンガーの変形』『ワイヤーの伸び、劣化』と言う要因が加わったり、『H』『L』の『調整ネジの締めすぎ』等による『変速調整の失敗』もあったりと、『変速調整泥沼』にハマってしまう可能性が高いため) 『アジャスティングボルト』での修正で直らない場合は『H』『L』のネジでの調整も行いますが、なんとなくですが『ディレーラーハンガーの交換、修正』や『シフトワイヤーの交換』になってしまう事の方が多いような気がします。

もちろん、ネットに書かれている記事のほとんどは『正しい手順』で書かれていますので手順どおりに行えば変速調整はちゃんと完了します。もし、『H』『L』の調整ネジで変速調整をされる場合はネジの回す感覚は『締める』、『緩める』どちらも『1/8回転』ぐらいの感覚で少しづつ回し、変速機の位置をマニュアルを確認しながらゆっくりと決めていきましょう!
そして、1時間ほど調整しても、まだ上手くいかない場合は複数の要因による変速不良の可能性もあるため『自転車屋』さんに持っていったほうが安パイです。




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