11-32T スプロケットについて

2016-06-23 10.36.10
去年の秋ぐらいから装着したり、外したり…と繰り返していますが半年以上使ってみての感想を…
前回の記事『慣れれば』と書いた一番の問題点?ではないかと思われる一番良く使うギアの『14-16-18-20-22』 の部分についてなのですが…やはり『慣れ』では解決できませんでした…(^_^;) 

前回も書きましたが『11-32T』と『11-28T』のスプロケットの構成を比べると、トップ側4枚目以降は『11-28T』よりもギアは軽くなります。これを同じ速度域で走ろうとすると、いろいろと試してみましたが『慣れ』と言うよりは『漕ぎ方』を変えて『11-28T』の時よりもケイデンスを約10くらい上げるつもりで漕ぐようにするのが一番いいようです。ケイデンスを上げない場合は当たり前ですが『ペース』は従来よりも遅くなってしまいます。
あと、朝連で気付いた事なのですが 『14T』をちゃんと回す事ができないと時速40km/時を超えたあたりから速度維持がかなり難しくなります。
どんな感じかと言うと、『14T』がちゃんと回せずただ『踏む』だけだとすぐに足がいっぱいいっぱいになって終了…14Tが重いならと『16T』にすると常にケイデンスが100以上になり心拍いっぱいいっぱいで終了…と言う感じになってしまうんです。
この事からレース等では『11-32T』使うにはけっこうペダリングスキルは必要そうです…(^_^;)

と言うのが使用して感じた『11-32T』のネガティブな要素ですが、年数回のヒルクライムレースとロングライドイベントとサイクリングが主な自転車の仕様用途であればメリットの方が多そうです。(20万円くらいまでの完成車はリアディレーラーはGS、11-32のスプロケ装備の方がいろいろと楽しめていいのでは?と思ってもいます。)

今回の峠サイクリングも勾配がきつくて有名な『和田峠』ではもちろん大活躍しましたが、『28T』で上れる坂を後半に向け『32T』を使って体力を温存する事もできましたし(けっきょく最後の『大垂水』ヘロヘロでしたけどね…(^_^;)) 過去の同じくらいの獲得標高のサイクリングと比べても疲労感は少ないように感じました。
タイムではなく、無理をせずにサイクリングを楽しみたいと言う事であればやはり11-32Tはかなり有意義なアイテムだと思います。
(^u^)

お客様曰く 『オキシドライブ』はまじで効くらしい…








11-32t


2015-09-11 14.09.09

先月に行ってきた『那須高原 1日ロードサイクリング』からスプロケを『11-32T』と言うワイドレシオに変更してみました。『11-32T』と言うと『20%』超の山岳ステージ使われる『超激坂仕様』のイメージが強かったのですがこれが使ってみるといい感じなので感想を書きたいと思います。

ギアの構成は『11-12-13-14-16-18-20-22-25-28-32T』となっています。(私はフロントは52-36を使用しています。)トップ側の『11~14』に関しては他のスプロケットと変りませんので置いておいて、平地でよく使われそうな『14-16-18-20』 のあたりから書きたいと思います。。現状の感覚では『うーん?(20T)…ギアが軽いな(18T)…軽いな…(16T)』と思って変速続けて『うっ…ちょっと重い…(14T)』みたいな感じになっています。11-28Tのスプロケの同じ部分が『14-15-17-19』ですから全体的に軽いギアレシオになっているためそのような感覚になるんでしょうね。この辺は慣れるしかないんでしょうね。特に『14-16』の2Tの差ですが数値以上に『重いギア』に感じます。

次に、上りでの『22-25-28-32』と言うローギアですが、今までの11-28Tスプロケが『21-22-25-28』のため気にせず使えています。
そして、今回重要なファイナルギア『28T』と『32T』の違いですが、『うお!軽い!』だけはアレなので私が体感した『32T』の感じですが

・斜度が『13%』を超えくる坂でもケイデンスが落ちにくく、ペースが維持しやすい‥『32T』と言えば20%超えないと使っちゃいけない雰囲気がありますが、プロではない一般ユーザーの私たちにとっては『13%超』の坂で一定のケイデンス、ペースを維持するには『32T』があるのとないのではけっこうな違いが出てくると思います。『28T』でも上れることは上れますがケイデンスは低くなり『踏み足』傾向になってきます。しかし『32T』を使うと心拍はあがりますがケイデンス70回転後半から80回転くらいのペース維持がしやすくなり『疲労度』も少なくなりました。

『斜度9~10%くらいでも32Tは流せると言うか休める…』‥  今まで言う5~6%の斜度を走っている感覚で9~10%の斜度を走れるようになります。(ちょっと大げさかもしれませんが…(^_^;))ただ、速度を維持する場合には従来よりもケイデンスを上げる必要がでてくるため心肺はきつくなります。しかし、『乳酸の出具合』というか『筋肉の疲労度』が少なく感じるため、山岳ロングライドなど最後の10km~20kmの疲労具合は違ってくると思います。今回の『秩父1日サイクリング』ではそのあたりを強く感じました。

では、ヒルクライムレースなどで使う場合はどうかな…と考えた場合です。結論から言ってしまえば『32T』ではなく『28T』や『25T』できちんと回せて速くならないといけないと思います。が、
以前よりも『無理をする場面』が減る事によりタイムを縮める事はできそうな気がしました。実力を付けて『タイム短縮』というよりは、現状の実力で『タイムロス』を減し、結果として『タイム短縮』を行うと言ったところでしょうか。(ただし、常に『32T』のファイナルギアを入れていてはダメです。勾配に応じて適切なシフトアップのギアチェンジをしていかなければいけません。)
みんなが毎日&週末に練習をして速くなる事を目指しているわけではないので、週末に1回くらいのサイクリングがメインで年2回くらいしかヒルクライムレースあとはロングライド系のイベントに出ていると言うのであれば『32T』を装備していおいて損はないような気がします。特に最近はやりの山岳系ロングライドイベントは『完走』する事が目的ならなら『軽いギア』はかなりの武器になりますよ!(^◇^)

一番の問題はほとんどの完成車は32T未対応のショートゲージのリアディレーラーのため32Tを装備するためにはスプロケット、チェーン、リアディーラー(ディレーラー本体そのものを交換しなくても済む方法もありますが工賃等を考えた場合、機械式だと本体を交換した方が早いかも…)の交換が必要になるためお財布の軽量化が発生しするということでしょうか…(^_^;)

その後感想 はこちら また、11-34Tに変更してみた感想はこちら

最近11-34に交換しましたが11-34Tの方がいいかも…(^^;)。 理由としてはこちら

ただしこちらのリアメカに変更する必要があります。

また、チェーン交換も必要です。